もう15・6年前になるだろうか・・ 2月12日にたしか55歳で亡くなった叔母がいる 母のいちばん下の妹のその叔母に私はあこがれていた ある神社の社務所に勤めていて その神社の宮司だった人と結婚した その宮司だった人は 別のある神社の跡取りで 叔母と知り合った神社には修行というか勉強で来ていたようだ 叔母のほうが年上だったこととか 家の釣合いが合わないとかいうことで 姑になった人からは結婚式にも出てもらえなかった 夫婦仲はとてもよかったけれど 何故か子供ができなかった そういう家では跡取りができないということは致命的らしい 結婚に反対した母親から あんな子供もできない年上の女とは別れるように常時言われていたようで 別れないなら自殺する、と言われたことが引き金になったのか 魔が差したのか叔母夫婦は離婚してしまった (もちろん夫婦のことは傍目には分からない・・) その後 夫だった人は自分が後をとる神社に帰り 結婚もして子供も出来たようだ 叔母はそのまま知り合った神社の社務所で事務をとっていた そして 15・6年前にガンに侵されて若くして亡くなった お葬式にはダンナだった人も会葬に来て 私が悪かった、と叔母の霊前で泣き伏した
私が言いたいのは(書きたいのは・・) 叔母は離婚したあと一人暮らしだったから 私の母や上の叔母たちが遺品の整理をした その中に 男物の真新しいパジャマと一組のダブルの寝具があった それらの品々を見て 母たちは叔母の気持ちを思い改めて涙した 私もその話を聞いて 叔母の心を思った その叔母の形見として 着物とか少しばかりのアクセサリーとか服を私も貰った 叔母の編んだレースとか裁縫箱も手元にある
建国記念の日の今日、叔母のことをふと思い出した・・ (その神社にとって 建国記念の日というのは最大の行事なので、いろいろ準備もあるし、建国記念の日の前に死ぬことは神社にとても迷惑をかける・・と心から思っていたはず・・そしてその建国記念の日の翌日に亡くなった・・) 叔母は母と同じお寺で眠っている
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