愚痴日記

2005年04月17日(日)


  

夢の中で


夢の中で泣いていたのに なぜ
夢の中の枕を濡らさなかったのだろう
ひとつの眠りの園を造っていた私の顔から
なんという悲嘆の噴水が
ほとばしったことだろう
外部で泣くことのできなかった者が
私の内部でどんなに泣いていたか
それを知っていたのは誰だったろう
ほとんど顔を失ってしまうほど
かなしみの中へ顔を容れて
声もなく − その声に
気付いて眼覚めるまで

                 金井  直






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