本屋に行ったら文庫漫画の所に川原泉のエッセイ漫画があって、読んだことがなかったのでちょっと試しに買ってみました。
最初一読したときは正直物足りなかったんですが、(川原モノにしては濃さが足りんなあと)しばらくペン入れしてからまた読んだら「やっぱこの人のテイストはいいなあ」としみじみとお気に入りに。なんというか「ほほえましい」とも「暖かい」とも違う心地よさの表現に四苦八苦してたら巻末のコメント者が『ぬくい』と表現していて『それだあ!さすがだあ!』と感動していました(笑)
川原泉作品は「手放す気の全くない漫画」リストに入っています。 ちなみに私は読むのは少年漫画の方が多いと思うのに、何気にこのリストには少女漫画が多い気がします。
・川原泉作品「笑う大天使」その他(笑う大天使をナレーション=キートン山田で読む私(笑)) ・ひかわきょうこ「荒野の天使ども」その他←ちなみに思わず昨日読んでしまいハリポタ映画のエマちゃんが17歳のミリアム演ってくれたらハマリだよなとちょっと思った(笑) ・萩原睦美「銀曜日のおとぎばなし」 ・篠原千絵「天は赤い河のほとり」 ・山口美由紀「フィーメンニンは謳う」あといくつか ・樹なつみ「パッションパレード」「花咲ける青少年」 ・竹本泉「あおいちゃんパニック!」「パイナップルみたい」 ・曽根まさこ「不思議の国の千一夜」
・・・よく考えなくても綺麗に完結してる漫画群です(笑)
んでもっていくつかベッドシーン的にリキ入ってる作品を除けば今でもアニメとかの商品展開可能なレベルと思うのにそうならないのが不思議というかやっぱマイナー志向というのか。「銀曜日のおとぎばなし」なんてうまく使えばかなりどれみもしくは千と千尋(極端だな(笑))の次を張れる気がするのにな。「荒野の天使ども」なんかも使いやすいと思うのにな。ホント、いい作品はごろごろしてるんだけどなっ。
そういえば何気に少女漫画のアニメ化は「忠実に再現してたらすぐ追いつくに決まってるだろう」タイミングのリアルタイム作品ばかりのイメージがある。過去作品は絶対出来ないとか暗黙の了解でもあるんだろうか。
と、双子本をペン入れながらつれづれに少女漫画について考えたりしてた昨日でした。
|