| 2003年01月20日(月) |
時事・正田邸取り壊し |
この一週間の報道で一番印象深かったのがコレである。
これ、私純粋に怖いんですけど。取り壊し反対派の住民が。 っつーのも訴える矛先も方法も全く取り違えてるとしか思えないから。
だって皇后陛下本人が「建物を残す意思はない」って言ってる以上、行政がどうこうできるワケがないと思し実際そうだろう。行政とて残して記念館でもできればそれなりに資源になるわけだから皇后本人が「残してほしい」意思をちょっとでも伝えたら飛び乗るんじゃないかと思う。・・・まあ真実は知りません。本意じゃないことを言ってる可能性がないとは言わない。が、現在時点でカケラも建物への未練を表明されてない以上、何かを言う権利は余人にはないと思うんだ。そりゃ生家を大事にしたいという気持ちは当然かもしれないけど生家を他人に踏み荒らされたくない、記念館なんか生きてるうちに作ってほしくない、という気持ちだって当然だと思うしな。が。
「あなたたちには日本人の心がないのですか」とメガホンで叫び(・・・皇后の言葉はどうでもいいのか・・・?) 「きーみーがーあーよーおーはー」と君が代を歌いながら前進するバリケード。
純粋に怖いんじゃ。いやマジで。
いやまあ反対派の人は皇后陛下が好きなだけだと思う。それは疑ってない。だけどホントにその好意の矛先が変。訴える(お願いする)なら皇后陛下に訴えるしか状況は打開できないと私でも思うのに、何故に無駄に違うところに怒りの矛先を向けるんだろう。それを疑問に思わないのか実はそんなのは関係ないのか、傍目にわからなくて怖い。報道するマスコミも、皇后本人が何故取り壊しに反対しないのかを論題にせず住民運動ばかりクローズアップするから余計に何も見えなくて怖い。
何つーか、なまじ好意であるだけに始末に終えない辺りがコメントしづらいのだが、誰のための行動なのかを少し考えた方がいい気がした報道でした。
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