| 2003年05月09日(金) |
風邪っぴきと「彼方から」ドラマCD第三巻 |
季節の変わり目特有の風邪をひいたぽいでございます。 風邪薬とのど飴と熱さまシートの大盤振る舞いで何とか症状が安定しましたがこの3日朝イチは平熱なのに昼中から37度以下にならなくて。でも一応行動は普通にできるのでなんか余計に不気味で。のどもえらい痛いのに歌は大声で歌えたり(歌うな。)。
さて私はインテックス(・・・インデックスと思ってました(笑))大阪にいけるのか。しかも行き夜行バス。
・・・意地でも行きたいのでそれまでは帰宅すると素直に自主的に寝たきり老人やってるワタクシです。おかげでネームも何もストップでうにゃん。
そんなわけで頼んでいたドラマCDがやってきたものの、「実感には欠けるものの一応微熱」の状態では何かしこりの残りそうなデジ関係はちょっと大阪後ということにしてとりあえず「彼方から」を聞きました。イルクツーレ役の神谷浩史さんだけを目当てにしたというふざけた購入理由のそれを(笑)。←漫画は大好きだがドラマCDには興味なかったので・・・。
内容はナーダの所に捕らわれたイザークが逃げ出す話が前半。白霧の森が後半。 白霧の森省略しすぎだー!(泣)
前半がえらく丁寧なだけに白霧の森のはしょり様が目に付くのが更に痛い。 ていうか、個人的には白霧の森メインで一枚使った方がいいと思う位白霧の森は重要だと思うのにジャケットに白霧の匂いがしないから嫌な予感はあったんですがね。
物語通して最重要のテーマの一つであろう「今の君が君のままでできること」も、イルクの偽者に「自分にない力」をあげようと唆される場面を省いたら実感なんか沸かないですよ。魔の森成立過程もイルクの相当はしょった一言で片付けられて住人の声や行動は欠片も表現されず、またイルクの名前と姿が決まった過程もイルクの一言で森の住人の台詞などで表現されなかったから化け物から魂を解放したときに住人の声が出ても漫画読んでないとその声が何なのかまず判るまい、というカンジでした。漫画を読んでない人は聞かないから、という姿勢でこういうの作られるのは漫画のファンとしてもCDを買った身としても純粋に困る!ので・・・ちょっとな。
私はこの白霧の森で「彼方から」を購入した、つまりこの話がなければ立ち読みオンリーだった可能性が高いという人間なので白霧の森があからさまにテンション低いのは悲しかったです。
・・・というとCDを買って後悔したかのように思われそうですが、
すいません。『眠りこける瞬間のイルク(神谷浩史)』が聞けただけでコレ買ってよかったとガッツポーズしてました!(笑)
あとはアゴル役の堀内賢雄さんがツボv
全体の出来としては、中。テンションの高いときは勢いがあるのに低いときは原作朗読に近かったりするし、ヤマ場設定がない平坦な構成なので印象がちょっとボケる。イザークが力を使いすぎて天上鬼になろうとする体を必死で抑える場面での「力を使いすぎた!」という台詞が「・・・力を使いすぎた・・・」なのは演技指導がなってないぞとか思ったり。ただ原作の雰囲気は壊してないので「嫌」というレベルの文句はない。「もうちょっとこうだったら!」意見の穏やかバージョンでついつい言いたくなるだけです。
イルクのところだけ買ってもいいかな、と思ってるあたりがな(笑)
そんな感じで薬飲んで寝てました。 さすがに最近自分が体弱いと自覚してきたよ。思わず『これが・・・三十路か・・・!』とかクワトロ=バジーナ調につぶやいてみたりして(痛)。
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