私の実家(とゆーか、実父)の教えとして、『蜘蛛を殺すな』というものがある。かつて改築前の実家の風呂の天井(しかも風呂釜の上)に「タラバガニですか!?」というくらいインパクトのある蜘蛛が出現したとき(もっとも子供の記憶なので大げさかもしれない・・・まあそのくらいデカくみえたということで)、初めてそう教え諭されました。
とはいってもよほどのその手の好事家でもない限り『蜘蛛大好き!』なんて人はいないであろう世の中、しかも子供時分。「そんなのどーでもいいから風呂に入るために頼むからのけてくれえ」という精神状態だったのは確かです。風呂に入らないという選択肢がないあたりが日本人です。
しかし父はこういいました。 「蜘蛛はな、ゴキブリを食べてくれるんじゃ」
その一言で思いっきり納得して以後問答無用に蜘蛛を崇めるようになったあたりが現金というのか何というのか。
なんでこんな話を書いてるかというと、今朝洗濯物を干そうとしたらハンガーに蜘蛛が巣を張りかけていたからです。名誉のために言うときますが、その前日もこのハンガーは使用しています(笑)つうかこんな使用頻度の高い所に巣作ろうとするなよとツッコミつつ、サテどうやって穏便に退去していただくかかなり朝から真剣に悩みました。小さい蜘蛛だったからヨカッタが大きいヤツは自分に向かってくるんじゃないかと恐れて手出しが難しい(笑)
しかし、今は割と街中にいるので余計そう思うんだけど、明らかに自分が子供の時代より虫が減っていると思います。自分が子供の頃っていくら暑いからといっても夏に窓ガラスを開けるなど論外でしたが(羽アリが凄かったんだガラスにもうビッシリ)今は網戸にしてればさほど怖くない。春になっても路上が毛虫で覆われてない。雨が降っても蛙の死骸で道が埋まってない。秋になっても空が赤とんぼで埋まってない。
・・・いや、虫や蛙苦手なんで「そうなってほしい」わけではないんだが、子供時分に「当然」だった風景がナチュラルに違うのは、何か怖いなあと。ゴキブリなら思う存分絶滅してくれてかまわんのだが・・・(おい)
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