感想兼日記
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第167局「少年達」 今週ヒカ碁ないので、再度167局読み直したり。 楊海さん……ほれぼれ…。(言ってろ) 越智くんの株が上がったのは言うまでもなく。和谷くんも負けてからの方が印象強くなったなあ。それまでは‘ヒカルの仲良し’みたいなスタンスに感じられたが、ここに来て一人のプロ棋士として立ったような。 わたしは総じて、負ける人好きなんだよなー。ヒカ碁に本格的にはまったのも、伊角さんがプロ試験落ちたとこ読んでからだし。 麻弥さんが書いておられた、‘和谷くん、北斗杯で外国勢に歯が立たずに敗退し、それをバネにして伸びる’方向もいいなあと思っていたけれど、選考で負けても彼の成長につながるはず。 今にして思えば、伊角さんが和谷くんに「がんばれ」と言っていた時の表情から、伊角さんはもう和谷くんの伸び悩みに気付いていて、「人生いろいろあるんだから。いろんな風にがんばれるよ」みたいなメッセージが読み取れるような。うがち過ぎかな。でも伊角さん複雑な顔してるなあ、と思ってたから。自分は出られなくて残念とか、そんな単純な表情じゃなかったもんね。 最初に北斗杯に気付いたのも和谷くんだし、この北斗杯シリーズの表の主役は出場者達だが、影の主役は和谷くんかと思う。ここで勝っちゃったら、和谷くんの伸び方はコスミとか一間開きな感じ。どこかでつまずいてこそ、次の挽回が期待できそうな。 そうそう、これも麻弥さんが書いてらしたが、社くんとの一局の検討、ヒカル、アキラくんとしそうなものなのに、そういう場面もない。主役二人の読み込みが甘いわたしは気付かなかったけれど、ヒカルとアキラの距離を縮める描写あんまりなさらないよね、ほった先生。この感触も「ヒカ碁」の好きな要素の一つ。
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