感想兼日記
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「ハウルの動く城」、ようやく観てきた。妹ら家族と。 面白かったなあ。 「千と千尋」ほどの破壊力はなかったけれど、さまざまなエッセンスが程よく効いていて、観終わった後もざわざわわくわくしている。 カルシファーじゃないけれど、自分の心臓を見てるような。ああ、そうか、炎を見つめてると、こんな気分になるね。星の子供も線香花火みたいで、晩夏の庭先でともす花火を見てても、そうだこんな気持ちになる。
いっしょに観に行った姪達にとっては可も無く不可も無く、な様子だったな。 妹その一は作画にとても感心していた。妹その二は、宮崎作品の中では恋愛の要素が入ると引っかかってしまって今ひとつ楽しめないと言っていた。そうなの? わたしは気にならないんだけどなあ。その妹はナウシカが一番好きだとも言ってた。あ、ハウルの「美しくなければ」のセリフに「こんな男やだ」と言ってたなあ。あはははは。そうかそうか。 ハウルの綴りは Howl でいいのかな。とすると、Owl とかけてるのか。姪の一人が原作翻訳版買ったそうなので、後で借りる約束をする。 映画は、また来週母と行こう。0:35 同日 19:19 追記 わかった、宮崎作品の恋愛エピソードにわたしが頓着しないのは、ヒロインに全く感情移入しない(あるいはできない)からだ。 彼女らには芯が通っている。顔を上げて歩き、足はしっかり地面をつかんでいて、辛い時にも踏ん張れる。辛い時にこそ、というか。痛快なおかつ優しい包容力を持つ。……感情移入なんかできねーべ! だからこそ憧れるし、好きになる。理想像と思えるのだ。 で、彼女らのラブストーリーに対しては、わたしは完全に傍観者なわけだ。 姪の一人が、「わたしはハウルになりたい」と言っていた。同感。……ってかハウルには自分とだいぶ近い心理を感じるよ。いや心理だけね。能力は別。 「こわくてしかたない」と言い、「もう十分逃げてきた」と言う。 わたしもいい加減、逃げの姿勢を改めなければ……。
鳥好きなツボにも入った。 ハーピーみたいでさ! わさわさと羽根を引きずって歩く様がかっこいいじゃないかー!! 猛禽の類、鷲鷹に見えたが、そうか、フクロウか。そう言えば、シマフクロウを黒くしたようなシルエットだったな、ラストあたりで。 ああー、早くもう一回観たくなってきた。 23日は別件の用事が入ってるしなあ。あっ週末はクリスマスか。ああっ年賀状書き始めなきゃ。ええっと、じゃ平日のどこか仕事が早く終わった時に〜。終わるのか〜終わらせるぞ〜〜。
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