感想兼日記
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2004年12月30日(木) 年末 とハウル再

 今年も残りわずか。
 クリスマスを過ぎると一気に年の瀬だなあ。当たり前か。
 クリスマスは、贈り物をもらう側からとうにあげる側になっているので、準備に重点が移っている。それでイブにはもう行事終了感があって、なかなか Hollyな気持ちになれないのが少し残念。丁度仕事も忙しい最中だしね。致し方なし。

 比べて年末年始は気が引きしまる。
 公私とも仕事積み残しは山になってるし、心残りも気がかりもたくさんあるけれど、時間は有限、今年の恵みに感謝しながら、来る年にまた気持ちを新たにして取りかかろう、と思う。
 ……いやその毎年そう思ってるんだけどさー……。来年こそは。来年こそは。


 前向きになったり後ろ向きになったりしつつ。
 きのうは母と「ハウルの動く城」。母は初見、わたしは二回目。
 面白かったー。
 宮崎作品は画面が濃密なので、またあの場面が観たいとか、この場面の音楽が聴きたい、ここのセリフを聞きたい、と思う。観終えたそばから、もう1回観たくなる。

 前回姪たちがメモ帳を欲しいと言っていたのをダシに、グッズ売り場をのぞく。メモ帳は売り切れていた。えええっ。
 代わりに、現品限りとあったピンズやクリップを買う。一緒に鳥ハウルのフィギュアを自分用に購入。年甲斐も無く。でも母も鳥ハウルを気に入っていたのでまあよし。

 やっぱり鳥ハウルがかっこいいんだ! 
 ラスト近く、街を空爆する旗艦に取り付いて落としていた場面、もう1回大きな画面で観たいー。それから王宮でサリマン先生と対峙する場面。ええっと、それからお城に帰ってくるも足跡だけのとこ。
 港町の家と都の家に、軍や警察らしき連中が突入して来る場面もとても好き。兵士ひとりひとりの動きに目を奪われる。ちゃんと一人一人がそれぞれなんだよね。

 初回観た時にもあれ? と思ったが、今回ははっきりしたなあ。
 これまでの宮崎作品のピースを嵌め込んでるよね。
 気付いたのは以下
#サリマン先生の攻撃を逃れてお城へ帰る場面でハウルがソフィーに向かって右手を上げる仕草
→「風の谷のナウシカ」で腐海に落ちたパージ(だっけ?)に乗ってる人々にナウシカがコルベット(だっけ?)から送る仕草
#ソフィーの指輪がお城やハウルを指し示す光
→「天空の城ラピュタ」で飛行石がラピュタの方向を示す光
#ソフィーがハウルの過去から戻る場面で「歩くわ」
→「となりのトトロ」のキーワード(ちょっと強引な関連付けかな)
#同上の場面で「涙が止まらないの」
→ナウシカで同じセリフがあったように記憶する
#ゴム人間の動き
→「千と千尋の神隠し」の凶暴化した時のカオナシの動き
#サリマン先生に王宮で攻撃されて、ハウルが鳥に変わる時首が伸びる場面
→「もののけ姫」の、ええっと、神様の首の伸び方もこんな感じだったと思う

 たぶんもっとある。
 最初はたまたまかと思ったが、今回観ていて、意図的に組み込まれているように感じた。
 なんでかなあ……。まさか宮崎監督また引退とかおっしゃるんではないでしょうね?! などと勘ぐったり。嫌ですそれは。
 年始休みのうちに、もう一回ハウル観に行く。

15:40


2004(H16) 12/31 (金) 12:22
 コルベットじゃなくてガンシップだったっけ。


嶋田 |HomePage