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2003年04月20日(日)

判官びいき。

「ほうがんびいき」とも読むらしい。
日本人て伝統的に、窮地に立たされている方を応援してしまうらしい。
劣勢を後押しするのが好きなんだね。

今回のサンマリノGPは、やっぱりシューマッハを応援してしまった。
ふだんは別にファンでもナンデモない。
っつーか、F1自体をあまり観ない。
が、それでもついつい「ミハイル頑張れ!」。
決勝前日にお母さんが亡くなったり、
目の前でセナが亡くなった同じサーキットだったり。
さらに今期はまだ0勝。
皇帝の時代は終わったなどと言われたり。
思い入れが違う。
結果はあえて書きませんが…。

そしてふと、
「前にもこんなシチュエーションがあったな」。
で、思い出したのはオグリキャップ。
もうどのくらいたつのかしら。
ワタシの人生で唯一、ギャンブルに走ったのが、
この馬のせいだった。
彼が引退したら、馬券もぱったり買わなくなった。
引退直前には、
「もうオグリの時代じゃない」とぶちあげられ、
引退の花道を飾るレース直前にも、
「出さない方がオグリのためだったんじゃ」なんて囁かれた。
最終コーナーから、たぶん1分もなかったと思うけど、
最高のドラマだったなあ。
競馬見て泣くなんて、自分が信じられなかった。
感動した?
いや、興奮した。泣けた。
「ザマーミロ」(←すみません)。
関係者でもないのに、誇らしい気分と、
そして、ほっとしたのを覚えてる。

判官びいき、けっこう。
これが日本人の美徳ってもんよ。


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