2003年05月27日(火)
ちょっと頼まれごとをして、東京電力へ行った。 身近なわりに、あまり訪れることのない会社である。
駐車場が満杯で、やむなく路上駐車して慌ててTEPCOへ入った。 ドアの前に立った途端、「節電中。ご協力お願いします」の文字が。 そしてドアは当然、手で開ける。 さらにカウンターのならぶ受付はやけに暗い。 電気を半分くらいしか点けてないんではないか。 「いらっしゃいませ」。 ワタシを見た途端に、カウンター内の女性が立ち上がり、 「こちらへどうぞ」と笑顔になる。 ワタシは足を止めた。 実は頼まれて試験の願書を取りに来ただけだった。 「お手続きでございますね?」 いえ。 「あ、そうじゃなくてー」 「それでは、料金のお支払いですね?」 「いえいえ、そういうんじゃなく」 あまりに畳み込まれたので、「願書」という言葉が出て来なかった。 「あのー、えーと、試験の…」 「願書ですか?」 「そう、それです」 彼女は笑顔のまま、出入り口に積み上げてあった願書まで案内してくれた。 必要な部数をとって手渡してくれ、 「ありがとうございます」 丁寧に見送られ、私は東京電力を後にする。
電力を省いた分、人力でカバーしようというのか。 やる気まんまんの受付嬢にふと思う…。 ワタシももうちょっと節電しよう。
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