| 2004年05月15日(土) |
屋根の上のヴァイオリン弾き |
今日は屋根の上のヴァイオリン弾きを観て来ました。 予想以上に良かったかなー。 観る前に予習と思って、ビデオをレンタルして見たんですがやっぱ日本人にとってユダヤ教とかユダヤ人の考えや感覚っていうのは、どう頑張っても100%理解する事は不可能なんだろうなというのが映画を観た時思った事だったんですが、この舞台でテヴィエ役の市村さんとゴールデ役の夏木マリさんが宗教問題とかそういう事はあるけれども、一人の父親であり一人の母親であるところで共感させてくれ、そこで感動させてくれたので予想外に泣けちゃったりもしました。 あと、Do You Love me?のところはあまりにも二人がかっこよくって何だか泣けた。 なんかうまく言えないんですが、これがプロの仕事なんだなーって事っすかね。
んでたーたん。 映画のイメージではたーたんのイメージじゃないなーと思ってたんですが、たーたんカラーのツァイテルを描いていてこれもいい方に予想を外してくれました。 しかもモーテルとの夫婦ぶりがすごーい良かった。 駒田さんのモーテルも一見ものすごいヘタレで頼りなさげに見せておきながら、いざって時には男らしくやるときゃやるよ?っていう男気みせてくれてすごいはまってたし、3姉妹の中では間違いなく一番幸せな結婚をして、これからも二人でならなんとかやっていけるだろうなという雰囲気が出てて結構ツボでした。 映画だとツァイテルもモーテルも二人揃って地味だったから、地味アツカップルでまぁ勝手にやってくれって感じだったんですが、たーたんのしっかりもののツァイテルをヘタレ旦那だと思ってたモーテルがしっかり守ってるっていう夫妻ぶりがえらく良かった。 あとは、3姉妹でモップを持って歌うところでたーたん思いっきりモップ落としてたんですが、こういうの落すのもある意味たーたんらしいなと思ってちょっと懐かしんでみたり。
んで次女の知念ちゃんはやっぱかわいかった。 でもかわいすぎてあんなにかわいいんだからシベリアまで行って苦労しなくてももっと幸せな人生歩めただろうに、全く変なオトコにひっかかっちゃって…と逆に切なさすら誘うかわいらしさだった。 しかもきっとあの旦那ったら、思想の為国の為なら女房泣かせても構わないってどんどん暴走してくと思うから、ますます知念ちゃん苦労するんだろうなー、それならさっさとアイツ見限って戻って来いよーーなどと思ってしまいました。 素直に司祭の息子と結婚してりゃぁ良かったのに。 あぁいうオトコはキライだ。 いや、杉田さんが…じゃなくってパーチックっていうオトコがキライ。 まぁあの時代は若者が思想に走って思想に死んで行くってのは時代の流れ上しょうがなかったのかもしれませんが。
あと三女も何か切ないなーと。 あの二人は反対されたからこそ逆に燃えちゃったタイプだよね、きっと。 いざ二人で生きていきましょうってなって、さらに新しい土地で世界が広がってしまったら、お互い離れてしまいそう。 二人揃って離れてしまうならいいけど、あの旦那がねーオンナに走りそうだなーなどと思ってみたり。
まぁそうは言っても皆さんこれから新しい土地で一から生活を立て直して行かなきゃならないんだからどう転ぶか分からないって話なんですけどもね。 とりあえずはあの3カップルを見てたーたんが一番幸せそうでよかったってのが一番の感想かな。
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