月。
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1999年10月29日(金) 接触。<過去の記憶��>

誰かの送別会だった

もう電車のない時間で
他のみんなは散り散りになってしまい
彼と私だけがポツンと残された

私はたった数週間で
彼のことをもうどうしようもなく
好きになってしまっていたので
一緒に居たかった

「タクシーで帰るけど?」
「・・・・・・・・・。」
「どうする?タクシー拾う?」
「・・・帰りたくない」
「は?だってもう電車ないでしょう?」
「・・・・・・・・・。」

しばらくして
彼は半ばあきれながらも
私をタクシーに押し込み
運転手に繁華街へ行くよう伝えた


覚えているのは
私を抱き寄せる力が強引でなく
最初から最後まで優しかったこと
彼の手が綺麗だったこと

彼が私のことをどう思っていようと
そんなことはどうでも良かった

しあわせだった


杏 |MAIL

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