月。
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2000年01月22日(土) 嫌悪感。<過去の記憶��>

「朝7時にはこちらに来ていてください。」

「前あきの寝巻きを用意して来てください。」

「化粧はしないで来てください。」

「お昼には帰れますから。」

「………………。」


笑顔の優しい老医師は一通りの説明を
きちんとしてくれていたはずだけれど
私は殆ど覚えていない

注射を二本され
膣を広げるために
何本かのタンポンのようなものを入れる

ナプキンを下着に着け
フラフラした足取りで手術台に上がる
麻酔がかかる


気付いた時には
病院の奥のベッドに寝かされていた

「気持ち悪くなったらこれを使ってくださいね」

ベッドの脇に置かれた洗面器
カーテンが閉め切りにされた真っ暗な部屋
部屋は適度に暖かかった

罪悪感は感じていなかったけれど
自分自身に嫌悪感はあった

誰に聞かせるでもなく「…ごめんなさい」と呟いた記憶が残っている

その時の私には
感情がなかったのかもしれない

とにかく私は眠りたかった


杏 |MAIL

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