月。
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久し振りにこころが痛んだ だめだ泣きそう
この手は 一人分の幸福を持っている と言うけれど いつも幸福は 指の隙間から さらさらと こぼれおちてしまう
さっき
週2回のペースで 会社に泊まっている日々だと聞いた そんなの人間の生活じゃない
ほんの数分 話せただけで 泣きそうだった気持ちもスーッと穏やかになった ばかみたいだけれど まだ 想っていたいと そうおもった
私はきっと 誰かの傍に居ることを 誰よりも熱望している
あなたは一人分の幸福をその手に持っている その幸福を待ちうけている女の子がこの世界のどこかにいるんだって
「恋愛寫眞 もうひとつの物語」より 市川拓司/著(小学館)
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