多くを望んだところで しょせん 妻帯者なのだからというところに 落ち着いた ような 気がするあのひとは 変わらず忙しいようすで私も気が付けば 忙しさにまぎれてしまっている苦しくてたまらない と思うこともなくなったきっと時間薬が効いたのだろう何かが足りない と思う日もあるけれどたとえ手に入れたとしても 苦しくなって手放してしまうことは今でも変わりがないのだから これ以上を望むのは きっと我儘というもの