月。
DiaryINDEX|past|will
あなたの薬指だと何号になるんだろうね そう笑って言おうかと考えていたけれど 舌先で言葉は凍ってしまった
ふと気が付くと あなたの指から華奢な指輪は消えていて なんだか胸がいっぱいになってしまった
彼女を裏切りたくないという思いからなのか 私との時間をたいせつにしたいという思いからなのか
紙切れ一枚 指輪ひとつ
たったそれだけなのに 変わってしまったことを 改めて感じる
帰り際の信号待ちのとき
一緒の家に帰れればいいのにな
ぽつりと言ったその一言が 今さらだけれど心に沁みた
|