月。
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2004年04月26日(月) ひとつ。

あなたの薬指だと何号になるんだろうね
そう笑って言おうかと考えていたけれど
舌先で言葉は凍ってしまった

ふと気が付くと
あなたの指から華奢な指輪は消えていて
なんだか胸がいっぱいになってしまった

彼女を裏切りたくないという思いからなのか
私との時間をたいせつにしたいという思いからなのか

紙切れ一枚
指輪ひとつ

たったそれだけなのに
変わってしまったことを
改めて感じる

帰り際の信号待ちのとき

 一緒の家に帰れればいいのにな

ぽつりと言ったその一言が
今さらだけれど心に沁みた


杏 |MAIL

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