月。
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ひとは 身体のつながりを持ちさえすれば 相手を手に入れたと思うのだろうか
私の中に占有されたいと思う気持ちも確かに在って 彼のものとして所有される「しるし」が欲しいという気持ち
あの日のことで彼の気が済んでいたらいいのにと思う反面 それじゃあやり逃げじゃん と突っ込みたい気持ちもあって
それでも平静を装いながら ふとした瞬間にこころにコトンと響く それはいつ壊れてもおかしくない関係でしかないのに
縛られない関係が心地いいのはあたりまえで 私も「もう誰にも本気になんてならない」と言う彼と同じなのかも知れない
彼と違うのは ほんとうに欲しいものはもう手に入らないけれど それ以外は欲しくないとわかってしまったから
それでも構わないと思ってしまったから
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