僕は禿げる。(中略)それでも歌を聴いてくれますか?
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エリオットスミスの遺作(録音はほぼ終わりミックスは遺族に頼まれて親友がやったらしい)を聴き返す。
出てくる音の数が「これから音の整理をしよう」と思ってたんじゃないかなあと思うくらい雜然と少しだけ思わせる程度多く感じるけど、出来栄えはいい。
彼の死については自殺説も囁かれ、それを囁いているのが彼の音楽をこよなく愛するファンであるという変な図式がある。普通ファンは頑に自殺説を否定するもののような気がするが、彼の作品の憂いを含んだ雰囲気にみんな納得しそうになる。 遺作の3曲目が特に気に入っている。歌はもちろん、ギターソロが秀逸で苦しくなるくらい懐かしいような悲しさを感じる。人ゴミの中を歩く時に少し大きめの音で聴いていると周りとの「不自然に近い距離感」から守ってもらえるような錯覚に陥る。
「彼の音楽は彼自身を守ったのだろうか」つい考えてしまうのだった。
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