僕は禿げる。(中略)それでも歌を聴いてくれますか?
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2006年02月03日(金) 音楽ににさぶらう侍の思想

音楽を作る時に儲かる事を考えて作れる人の方が純粋だと思います。なぜってお金というシンプルな物をご本尊にすることができるのは疑いを捨て、いろいろな気持ちを捨てないと僕にはできないから。

さらにはお金ではないどこかを基準に書き始めて、いろいろつじつまが合って、作った曲を理解してくれる人がいて、それを聞いてこいつのCDなら買ってやってもいいって思ってくれて、アワヨクバ暮らせればいいなと思っている。

この複雑な「風が吹いたら桶屋が儲かる」みたいな目論見が、本当はいやらしいのかなあと思いつつ、お金から描きはじめることだけはできないなあと、改善する気は毛頭ございません。すみません。というかお金から描きはじめる能力が自分にあるのかが不明です。多分ない。どうしましょ。スタッフの皆さんごめんなさい。

お金を基準に音楽の世界を描く事を拒否した人は、憧れとかかっこよさとか気持ちよさとかそういうたくさんの事を考え散らかしながら、歌詞だって昼夜伝わるようにこねまわして、こねてる間には出てこなくて、呆然として出てきてなんていつも邪念だらけ。純粋とは程遠いのに純粋って言ってくれる人がいたりしてさらににんまりする。

思想って「どこから描きはじめるか」って意味もある気がするんですけど、どうですかね。

ある人が僕に「お金は汚いものだという意識を植え付けられているからあなたは不幸だ」と言いました。「王様のレストラン」「有頂天ホテル」などでお馴染み三谷幸喜は「汚い金があるんじゃねえ。汚いやつがいるだけだ」と「総理と呼ばないで」という数字が取れなかったドラマである登場人物に言わせました。僕はお金が汚いとは思っていないけど、僕らを基準にお金までの道のりを描いていかないとにさびしいところにたどり着きそうで、そんな事を考えていたらこんな年になっちゃいましたw。

お金側から世界を描き、自分のところまできちんと描けなかったら本来の立ち位置とは離れたところを自分の位置と思って暮らす。これって才能だよなあ。お金にさぶらう侍。でも殿様はいろんな事を起こすけどその理由を教えてくれない。

やっぱり殿様は自分の信じた殿様がいいなあ。音楽にさぶらう侍になりたいです。


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