僕は禿げる。(中略)それでも歌を聴いてくれますか?
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最近出会ったアーティスト、ワトソン。彼が僕のサイトで公開している音源をほめてくれた。
20代だったら絶対公開したままにできなかった音源たち。なにしろ納得がいってない。ああすれば良かった。このほうが説得力がある。この機材を使いたかったのに…。自分にとっては公開処刑的ですらある。でもそれも自分の問題で聴く人には関係ない。
そして30代の僕は多少マゾっ気が出てきてるのだよ。「あれを公開しなくていいようにするにはちゃんと作り直しなさいよ。あんた、人一倍時間かかるんだからね」と言い放つサドな自分も持ち合わせている。
しかもじゃあ「どんな曲をやってるんですか?」って聞かれる度に思い出す言葉 「文学以外の芸術は言葉にした時点で意味がない。言葉で現せるものをそれ以外の手法で表現できるのなら最初から言葉で伝えればいい」これが気になって正直うざったい。
そんなのを思い出してすごく悲しい気持ちになるくらいなら、どんな音楽をやっているかの片鱗でも嗅ぎ取っていただけるはずの「不本意な素材」を聴いて頂くことはすごく有意義だと納得する方がましだと思うようにした(回りくどいけどこれだけのプロセスを毎回踏んで納得する)。きっとそれは正解だろうね。
だって、「どんな音楽をやってるんですか?」と聞いてくれて、さらにサイトまで開いて音源を聴いてくれる人って相当に俺に好意や興味を持ってくれてるはずなんだから。自意識過剰だろうか。ただの暇な人か?正直、聴いたあなたは(暇だったから・興味があったから)どっちだ?
ワトソンは若い。同じ干支だったはずだから12歳若い。そうなると彼がどんなに小さい頃から音楽を始めていたとしても、僕が合唱を始めた小学3年生の時から考えればなおさらだけど確実に10年以上のキャリアの差がある。10年続けてやってたらこの程度になるのは簡単ですよと思う。僕はその10年余で劇的な成長やジャンプを経験した覚えがないので、単純にそう思う。
昨日系さんのスタジオで弦の録音がありました。僕は居合わせられなかったけど、相当にいいと思います。色気と艶がこんなにも出るものかと力をいただきました。今回は胸を張ってお聞かせできると思います。でも言い訳するかもしれません。そういうやつなんで。では。
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