僕は禿げる。(中略)それでも歌を聴いてくれますか?
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2006年05月31日(水) しょうた

次の山作戰公演(5/2)は僕単独での登場になりそうです。系さんとの対決公演に熱い声援いただいた方、がっかりせず次に期待してください。今回は僕のアコギと僕が用意した音でお送りする予定です。


さて、昨日いつもの懸垂公園(勝手に名前をつけた五反田の公園)で懸垂をしていると隣接する保育園から網越しに子供らが大声で話しかけてきました。「おにーちゃーん何してんのー?」
「おじちゃんだよ」と言いながら公園と保育園を仕切る金網越しに対話開始。15分くらい子供たちのお帰りの時間まで「未来との対話」をしました。

最初に子供たちが自分の名前を次々に名乗ってきましたが僕には覚えられない。僕は人の名前を覚えるのが特に苦手です。子供が口々に叫ぶ名前を復唱しながらもぜんぜん覚えられないままの6対1対談、好き勝手に言いたい事を口走る。ムシキングの話、なにやら集めるとムシキングのグッズを貰えるから集めた方が良いと教えてくれる。仮面ライダーの話、どうやら最近の仮面ライダーは1つのシリーズに何人もライダーが出てくるらしく、それぞれのライダーは仲が悪いらしい。

そして数分子供の話を聴いているうちに気づいた。その雑然として聞こえる話題の推移にも規則っぽいものがあるようだ。独りいかにも利発そうな「しゅん」とかいう子が振った話題に追従して他の子も似た話を叫び始める。年長だからって訳じゃなさそう。この子がキーマンなんだ。大きくなったらモテそうな「しゅん」が自分はたまねぎが嫌いと言った。するといろんな子がニンジンが嫌いだとかしいたけが嫌いとか競り市みたいに叫び始める。できるだけ均等になるように話題を拾いながら金網越しのコミュニケーションを続けていくうちに、しゅんがなぜキーマンなのかがわかった気がした…。

話が拾いやすいんです。

ついついしゅんに相づちを打ってしまう。こんな6歳以下の子供たちにも歴然としたコミュニケーション能力の差があるんだな。でもしゅんの言うことはそつがないけど意外性がない。しばらくすると小さい大人と話してるみたいでつまらなくなってきました。

そのしゅんがどうやら今日の帰りにお父さんが迎えに来て、おもちゃを買ってもらう約束をしているらしい。何を買って欲しくて迷っているかを語り始めました。すると怒涛の「親に買ってもらうものネタ」がそれぞれの子供たちから炸裂。親の怠慢じゃないのか?子供がもっともときめきを感じるのがおもちゃを買ってもらうことっていうのはあまりにも悲しくないか?なんて絶望的な未来との対話だろう…。


さっき間抜けそうで気になったしょうたという子だけ何も買ってもらえないのか、思いつかないのか、もじもじして笑ってる。あ、何かしゃべった。ん?
「しょうたね、ピーマンが嫌い」
おい、しょうた、嫌いネタはもう終わったんだぞ。でもなんだこの好感が持てる感じは。声の抜けがすごく悪くて怒号の中では聞き分けにくい…。
「しょうたはピーマン食えないのか?」
「えへへ」
口々に買ってもらうものを主張する声の中で
「大きくなったら食べられるか」と言ってみる。
「えへへ」
照れくさそう。
「パパは食べる」
そうかしょうた、パパを見習って食べられるといいな。
他の子の「買ってもらうものネタ」も拾いつつ、しょうたに話を聞こうとしていると先生が
「お迎えがきましたよー」
と叫び、みんな室内へ戻っていきました。その間しょうたの発言少なすぎ。人の話を聴いて笑ってる。おまえ、そのままいくと大きくなってももてないだろうなあ。頑張れよ。しょうた。

それにしてもおもちゃを買ってもらわない子が確実に肩身のせまい思いをする世界ってどうなんでしょう…って考えてしまいました。


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