今日は数年前に付き合っていていた人と久し振りに飲んだ。
私たちが恋人だった頃彼は25歳、私は19歳。 もう何年も昔のことだ。 別れた直後、私たちはあまり良い関係とはいえなかった。 当たり前なのかもしれないけれど…。
私は彼を人間として理解できなかったし、彼は私たち2人がやっていくことが出来ない 事実を受け入れられないでいた。 私たちには空白の時間があった。 時を経て、私の人生に彼がどんな形であれ必要であると感じ、わがまま炸裂で連絡を 取り合うようになった。
彼には今3年越しでいっしょに暮らしている恋人がいるし、私は私で1年間付き合った 恋人がいた。 そんなものは私たちの付属物でしかないというように、数年前の雰囲気そのままの 付き合いが続いている。
彼と話すと楽しいのは私の”ことば”が通じるからだ。 私の発することばは理解しようとしてくれる人、長い付き合いの中で何となく空気が 読めるようになってきた人にしか鮮明さを伝えきれない。 彼は私の伝えたい通りに、私のことばを聞き入れてくれる。 たまに真剣に聞いていないところはあるけれど、私を丸ごと理解しようとしてくれて いるところは紛れもない。
ことばで伝えることは難しい。 私は色んなことに敏感であるがゆえ、人に比べて色んな想いや気持ちをCatch しやすい。 けれど、人はそこまで鋭さを持って人に接しているとは限らない。 昔はその埋めがたいGapに苦しんだものだった…。
今は、言葉にしないことは伝わることはないと感じている。 言葉にしないことをふいに見つけだしてくれる人がいる心地よさも知っているけれど、 基本的に言葉にしないことは伝えない覚悟を持つ。
言葉にならない気持ちってある。 でも、最近できる限りその想いに近づくだけでもいいから、何とか言語化しようと 努めている。 心のひだは、そのように努力して言葉にすればするほど、近づけるもののような 気がして。 その練習。
今日呑んでいた居酒屋に”あいのり”にかつて出ていた金ちゃんがいた。 欠かさず見ていた私はわかる。 そのままだった。
♪BGM/TOKYO FM
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