4254.0516の日記

2003年01月25日(土) 絡まる。


 ■バイト。(家庭教師。)

 昨日あの時間まで飲んでいたのに、今日は無事起床!
 うす、気合だ!

 高校生相手ということで、あまり無様な姿を見せてはいけないと喝を入れつつ、家庭
 教師先の家へ向かう。
 途中時間が過ぎるのが遅くて遅くてたまらないと思ったけれど、生徒のこの集中力が
 上がっていくに従って瞬間的に過ぎる。
 最後は“アレッ”というくらいあっけなく終わった。

 午後はFree。
 イラストレーターの友人の個展を見るため、原宿にでも出かけようと思っていた。
 もしくは論文の資料を探しに池袋に行くか。
 そんなときに思い出したある“場所”。
 そういえばその人ともしばらく会ってなかった。
 軽い予感も走る。
 幸いその人にメールをしてみるとすぐに返事が返ってくる。
 その場所を目指し千葉へ向かう。

 寒いその場所で見たものは、あまりにも鮮明な予感の再現。
 ふと一瞬何が起こったのかわからなくて、その人の名前を呼ぶ自分の小さな声が
 こだました。
 やめてと叫びたい衝動を打ち破って現れたものは、安堵とも不安ともつかない、
 悲しみとも嬉しさともつかない茫漠とした感情だった。

 しばらくは目には飛び込んでくるものの暴力さにもかかわらず、認知できないほどの
 茫然自失の状態。
 どうしてこんなに色とりどりの世界なのに、全然それが感じられないのだろう。
 この先の不安。
 今までの自分への嫌悪。
 居場所を見つけたその人へ伝えたいような安堵感。
 複雑な感情が絡み合う。

 結局話をする予定だった友人とも会うことはできず、1人首都高に乗って帰宅する。
 忘れもしない7号線から見える夜景のあまりのきれいさに、今まで閉じ込めていた感情が
 一斉に動き出す。
 気がつくとしゃくりあげて泣いていた。
 何に対する涙なのかわからない。
 絡み合った気持ちを洗い流すような涙だった。

 抑えきれない気持ちをぶつけるのは本人しかいないと決意し、夜遅い時間帯だということ
 はわかっていたけれど、衝動に任せてメールを打つ。
 どうしたら伝えられるのか。
 伝えなくてもいい。
 とにかく吐き出したい。
 そんな自分の中身を一掃する。

 数分後、たった一言返事がきた。
 強さや正確さはわからないけれど、私なりに何かを伝えられたような気がしたし、
 その人なりに何かを伝えてくれたような気がした。
 不安は尽きないけれど、返事がきてよかった…のかな。

 土日は働かない宣言もどこへやら明日もまたバイト。
 こんな日ばかりは休みたい。
 朝起きれるかなー…。

 ♪BGM/『ケツノポリス2』 ケツメイシ


 


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