4254.0516の日記

2005年10月02日(日) 信頼からくる微笑ましい嘘。


 昨夜は母と行きつけのASIA料理屋へ。

 母はカレー(ナンで食す)。
 わたしはフォー。
 何とか(というか、むしろばくばくと)食べられた。

 あまりにも人手が足りなかった上に、かつてないほど人が入っていて、全然
 手が足りてない。
 駅からも遠く、やってくる客も近所の人ばかりのその店では、そういう細かい
 ことはみーんなちゃらにしてくれる。

 お水だって自分で取りに行くし。
 お金を払うのに10分くらい待たされても怒らない。
 わたしたちも、メニューを持ってきて、オーダーを取るまでに15分くらい
 待ったし。
 コックさんが近くにやって来ると、みんな「忙しそうねー」と温かく見守る。

 店の姿勢は別として、こういう繋がりってまだあるんだなーと感心する。
 下町みたいな、地域が生きている感じ。

 ちなみに、こういうことでもすべて許されるのは、料理がとびきりおいしいから。


 今日は、『あの場所』へ。

 あまりにも面倒臭く、面倒臭く、また面倒臭い。
 昼間組の友人からは、ばんばん時間差でメールが来る。
 当のあの人からは、メールの返事もないし、これは約束をぶっちぎれるのでは
 ないか?と思い、ぎりぎりまで怠惰と鬩ぎ合う。

 休みの日に2日とも家にいるのはどうかと思い、結局身体を運ぶことにする。
 結局行くと、わたしの分がちゃんと用意されており、行っといて良かった
 …と胸を撫で下ろす。

 ひとりでこの時間をどう潰そうか考えあぐねていたところ、急遽友人がやって
 来ることになる。
 やったーーー!!!
 これでだいぶいい感じ。


 やっぱりわたしの知るあの人は、ますますどこかへ行ってしまったようで、
 全然知らない人のように見える。
 あんなことを知っていたり。
 あんな時間を過ごしたり。
 そういう蓄積が全然ない人のように見える。

 今日も、あの人はあの人だった。

 少し待っていると、友人もびっくりするほどの爽やかな顔で近づいてきて、
 その衝撃で言おうとしたことをほとんど忘れてしまった。
 「爽やかだなー」…友人と繰り返し言い合った。
 そして、そんな中あの人が言ったことは、「どこにいたかわかったよ」。


 うーん。
 大丈夫だろうか、わたしたち。

 
 結局帰るタイミングを失ってしまい、友人に付き合ってその場に残った。
 立ち去りそうになったあの人を、慌てて呼び止めようとする友人とわたし。
 車に顔を突っ込んでいたあの人の『足』と『手』が「わかってるよ」を伝えて
 いて、そのことにわたしだけが気がついてびっくりした。
 そして改めて話をしようと近づいてきて、にこにこと少し恥ずかしそうに
 その場にいた。

 その後に聞いた衝撃の話の内容は、その衝撃度に比して、あの人があまりにも
 淡々と普通に話をしていたことで、逆にわたしがどきどきしてしまった。
 いいのか、そんな話して…。

 わたしひとりが動揺したまま、友人を誘って飲みに繰り出す。


 友人と調子の悪いながらまたもアルコールを摂取。
 仕事の話をしていたら、本当に吐き気をもようしそうになって、やっぱり
 この体調不良の原因は仕事だ!と思い知る。
 「転職した方がいいんじゃないの?」と言われて、改めてそこまで追い込まれて
 いる自分の窮地を深刻に受け止めた。
 そう思ったら、ものすごく明日職場に行くのが嫌だった。

 途中から、友人の彼も合流し、酔っ払って楽しく話す。
 友人の彼は、自分で決断できなそうだし、その友人がいかにも付き合いそうな
 typeの人だったけれど、悪い人じゃなかった。
 来週には結婚を踏まえて彼の両親に挨拶に行くそうだけれど、あんまり心配ない
 なぁ、という感じ。


 家に帰って、衝撃の話の続きを聞きたくてメールをする。
 その頃には、やっぱり“衝撃”だったことに気付いたようで、しっかり口止め
 された。
 やっぱりどきどきしてたわたしは正解!だったらしい。

 その口ぶりが嘘をついているときのあの人そのもので、つかれたわたしですら
 微笑ましい気持ちになってしまった。
 気が緩んでうっかり言っちゃったんだろうなー、と思ったら、ますます愛おしい
 気持ちが広がる。
 そこまで信頼してくれるようになったわたしたちは、いろんな意味でborderlessな
 ところにいるんだなぁ、と思う。
 嘘つけてないよー!
 もっと上手に隠しなさい。


 <イチモンイットウ>
 トイ:行きつけのお店(その2。)
 コタエ:地元の古着屋さん��
     (開店当時からのお付き合い。姉妹共に通っている。)


 ♪BGM/矢野真紀 AL.『そばのかす』


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