「もしもし○○ですけど、麗奈☆さんいらっしゃいますか？」

（え？誰？）
「はい」

「覚えてる？？中学のとき同じクラスだった○○だけど」

「あ、あーあー。」
（で、何なんだ？？）

「あのさ、友達が話したいっていってるんだけど」

「は？」

「たまたまさ、卒業アルバム見ててさ、それで。。」

「はぁ。。。？」

「ま、とりあえず、話してみてよ。かわるから」

「え？あ、うん」


「もしもし？」

「もしもし？」

「ごめんな。なんか突然電話して」

（本当だよ。何なんだよ？一体。。）
「あ、うん」

「中学のときの卒業アルバム見てな、」

（マジで？見るなよ。てか、見せんなよ。。）
「うん」

「タイプなんよ」

「は？」

「ていうか、彼氏おるの？」

（なんだよ。唐突に。いねぇよ。。）
「え？いないよ」

「うそー？マジで？別れたばっかなん？」

（図星じゃねぇか。。）
「あ、うん。ま、そんな感じ」

「じゃあさ、よかったらさ、また電話とかしてええ？？」

（え？電話？ま、いいけど。。）
「あ、うん。」

「ていうか、会ってほしいねんけど」

（会う？何でだ？あ、でも面白そう？）
「うん。いいよ」

「マジで？ありがとー。じゃ、また連絡するわ」

「うん。でも、期待には答えられないよ」

「期待？」

「中学のときとは全然違うから」

「あー、全然ええよ。あと、俺のケータイ番号いっとくわ」

（全然いいって。。アルバム見てタイプっていったじゃん？）
「あ、じゃあメモるよ」

「０９０××××××××」

「０９０××××××××ね」

「じゃあ、またね。○○にかわるね」

「うん」


「もしもし？ごめんね。突然」

（本当だよ。こっちは風邪ひいてんだぞ？）
「あ、うん」

「あいつ、いいヤツだから。相手してやって。じゃあね〜」



親しくもない男からの電話。
その友達が卒業アルバム見てタイプだって。
そんなうまい話あるのか？って。

でもね、
そんなことがこれ一回じゃなかったりするから。

約半年後くらいに他の男から同じ内容の電話。

あれ？これって当時のナンパの定番？




























お恥ずかしい話しだけども

結局、あたしはその男と付き合いました。

若かったのよ。あたしも（笑）