キノオモムクままに

2004年05月02日(日) 過呼吸

朝早く起きてちょっと遠い映画館へ。
たまたま、前に大学の友達から映画のチケをもらって
それで、行ってみたの。

待ち合わせは9時だったのに結局9時半に。

道に迷いながら2時間かけて行った。
途中でドンキホーテを見つけて
相方はそこに行きたいっていったけど
「えぇ〜やだなぁ」って言っちゃった。
結局は昨日のこともあったし
「わかった。帰りに寄ろうか」ってことになった。

着いて映画館へ。
せっかく行ったのにチケが使えなかったの。
土日祝日はだめなんだって。
わざわざきたのに。。。。
すっごいガックリで
もろ態度に出てたと思う。

「ちゃんと見なかったお前が悪い」

って言われてなおガックリ。
自分が悪いってわかってるからこそ、ガックリ。


映画は「キルビルvol.2」を鑑賞。

その後、ドンキホーテへ。
駐車場に入る前もめちゃめちゃ混んでて
「混んでたらやだなぁ」
とかあたしいろいろ小言を言ってたみたい。

ドンキホーテではちょっとお菓子買ったくらいで帰宅。


道とかよくわからなくて
行きはナビしてもらったのに
帰りはなんだか機嫌が悪いみたいで
ナビなし。
自力でがんばってみた。

車の中全く会話もなし。

何にそんなに怒ってるのか
それすらもわからなくて
逆にナビしてくれないことに
すごく腹立ってた。

相方の家に泊まる計画だったから
まずは荷物を相方のうちへ置きに行く。

いつまでたっても
機嫌が悪いから
夕食はおあずけで
一旦、うちの駐車場へ。

車を停めて

「何か話したいことがあるんでしょ」

ってあたしから話を切り出す。



また昨日と同じ話。
今日はワガママ言いたい放題で
ガマンももう限界だって。

もう耐えられないって。

朝からチケからドンキホーテから
いろいろ言われた。

確かに悪いところもあったと思う。
でも、あたしはあたしなりに楽しもうってがんばってた。

楽しくなかったんだ。



そう思うと涙が止まらなくなった。


「どう思うの?」

その言葉に返答することさえできない。
あたしはそんなつもりじゃなかったし
昨日と同じようなことをいわれて
すごくガックシだった。
ショックだった。

逃げ出したかった。
車から飛び出して
家に帰りたかった。

ここで逃げたら
取り返しのつかないことになるかもしれない。
そう考えたら
車から出ることなんてできなかった。





「俺ばっかガマンして
 そっちだってもうちょっとガマンしてくれてもいいんじゃない?」





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って叫んじゃった。

大泣きしながら叫んだ。
車のハンドル叩きながら叫んだ。

しばらく泣いて
興奮しすぎて怒鳴ってしまったことに気付いた。

「怒鳴ってごめんね」

その言葉以外は何も出てこない。





















「まあ、いいや」






ふともらしたこの言葉に反応してしまった。


「何がいいの?」

「もう話は終わったの?」

「どうしていいの?」

「何の解決にもなってないじゃん」


泣きながら
相方の「まあ、いいや」をとがめる。


昨日と同じこと言われて
あたしなりにがんばってるつもりなのに
それでもだめってことは
あたしはどうすればいいんだろ。

だんだん泣くのが激しくなって
呼吸が苦しくなって
過呼吸になりそうで。

すぐ抱きしめてくれた。
背中をさすってくれた。
じゃないときっと落ち着くどころか
苦しくて過呼吸になってたかもしれない。


暖かい手で背中をさすってくれた。

ありがとぅ。


なんだかいろんなことが
一気に爆発したみたいに
脱力感でいっぱいになった。


「もういいよ。いいすぎた。ごめんね」

なんでこの人はあやまるんだろ?
不満があってそれを言って
その不満を言われたあたしがあやまるのがフツー。

素直じゃないあたしはあやまることができなかった。
できてなかった。
本当は

「ごめんね」

って言葉だけがほしかっただけなのかもしれない。



「なんであやまるの?
 ごめんね。怒鳴っちゃったし、ごめんね」

独りになりたかった。
本当はあやまっても逃げ出したかった。この場から。

外に出てはみたけど
心配してくれた相方はあたしの手を離さない。
あたしを独りにしてくれない。

外は日が暮れて寒かった。

しばらく黙って歩いて
また昨日と同じベンチに座る。

「ごめんね」

たくさんたくさんあやまった。
どっかの糸が切れちゃったみたいに。

今までどうしてこの言葉が言えなかったんだろ?





つっぱってた糸切れたらごめんねが溢れてきた。




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