Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
日舞強化特訓初日。 名取試験を受ける人のための強化特訓なのだが、将来的に(受験資格は師匠に3年以上の指導を受けたもの)受験するとなれば今から練習しておくのが望ましいとのことで、ほぼ、本人の意思は別として強制参加。
昨夜は早く寝ようと10時過ぎにお風呂に入ったところ、浸水事件により結局12時すぎに自宅に戻り、再度お風呂に入り直す。 ブログを書く時間もなく、速攻就寝。
朝から練馬の小学校の視聴覚室にて特訓開始。
噂には聞いていたけれど、想像を絶するきつさ。 型を直してもらう間、脳裏に廻るは、高校時代の夏合宿。
冷房もほぼ効かない場所で、顎からポタポタと汗が滴りおちる。
師匠→顧問の先生(いちばん怖い) 一番弟子→コーチ(次に怖い) 名取弟子→3年生(怖いってわけではないが、貫禄あり。少し遠い存在。) 今年受験予定の弟子→2年生(わりと頼りになる。近い存在ながら憧れ。) 我々→1年生(言うまでもなく下っ端。使いっ走り。下足番。)
午前中一杯「京の四季」と「汐汲み」を浚う。 暑さときつさで既にヨレヨレ。
昼休みになり、しばらく控え室代わりの和室にて食事をしながら休む。 そうなると、更に「高校体育会系合宿モード」となる。各学年ごとにまとまって、部屋の隅で弁当を食し、他の学年とか顧問の先生には聞こえないようにコソコソと「もう、限界、、、」とか「帰りたいよぅ」とか泣き言を言い合う。持って来たお菓子をまわしたり、一緒にトイレ行ったり。 先輩のところへわからない振りを聞きに行ったり。 それこそ女子校の体育会系部活をやっていた私には、矢鱈と懐かしい光景。
午後の特訓。 更なるヒートアップした特訓。 メインイベントである「郭八景」にはいる。
これがまた、信じられないくらい訳のわからない振り。全然ついていけない。となると当然集中砲火を浴びるわけで「ちがう!」「足を出しなさい!!」「腰っ!」「どっち見てる!!」と注意しまくられる。 半ば泣きそうな顔で必死になって動いていると、師匠の向こう側にいるお弟子さん(一番弟子のひとり。つまりはコーチ役。しかし、この方は足の筋を伸ばしてしまったとのことでギプスで固定されていて、今日は「音だし係」であった。)が、私と目があった時に「いいのよ!がんばれ!だいじょうぶ!!」とうなづきながら口パクで合図を送ってくれた。 どれほど元気が出たことか。
驚くべき発見。 それは、ハンパないくらい辛い型を何度も繰り返し練習させられ、ほとんど虐待か拷問か?みたいな状態になっていて、誰もが「もう耐えられない〜。限界〜!腕降ろしたい(っつか、落ちて来ている)、膝が折れそう〜!」と心の中で悲鳴をあげていた。 限界一歩手前に「じゃ、今日はここまでにしときましょ。」という師匠の声。 スッと正座になり、挨拶をしようとした時に、「ああ、正座。ほっとする。なんて楽なんだ!」と正座に安堵を覚えたのだ。 つい此の前までは「正座なんてとんでもないー!」と正座に恐怖を覚えていたくせに、今日の稽古の後には「正座になれて楽だぁ」と思えるようになってしまったのだから驚く。 つまりは、それだけ辛い稽古だったというわけだが。
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稽古のあと、カナコと発表会の打ち合わせ。 やはり彼女との舞台作りは面白い。 思考回路が全然違って、彼女は理知的で建設的。私は只管に感覚的。
だんだん形になってきました。 おおよそ使う曲なども決まってきました。とは言ってもレッスンでやったものばかりですが。(この半年くらい、頑張ってレッスンを続けてきた人はリハが楽でしょう。振付け知っているから。) 香盤もどうにかアウトラインが決まり、明後日からリハに向けて振りや構成などを進めていくという次第。 思ったよりも多くのメンバーが参加するってことで、準備は大変だ。
さて、こうしてブログを綴っている最中も、ほぼ1分ごとに記憶がないので、いいかげん寝るとします。 中途半端な内容でゴメンナサイ。
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