Dance日記帳
モクジ|キノウ|ヨクジツ
1年程まえ、私の礼儀知らず、我が儘で、疎遠になっていた友人からメールが届く。
今になって考えてみれば、私は去年、自分のことで一杯いっぱいで、其の人の心など、思いやる余裕さえなかった。恥ずかしい。 其の人の優しさ、思いやりに気付くことなく、自分の荒々しい感情のみ暴発させて背中を向けた。 1年という時間を隔て、其の人の本当の優しさや心の広さを思う。
いつになったら大人になれるのか。
恥を忍んで、去年の無礼を謝った。 許してくれなどとは言うものか。 ただ、謝辞を述べるだけでも。しかし、其のことさえも自己満足。
忙しい時、辛い時、寂しい時こそ、自分の心に僅かな余裕を保つべき。 非常事態など、そう長く続くことではないのだ。 どんなに辛い時でも、時間が過ぎる。必ず。 そして、其の先に自分はまだ存在している。 自ら視界を狭めることはないだろう。
ひとに甘える人間ではなく、 ひとに甘えてもらえる、そんな器の人間になれたら。
其の人からの短いメールは、私の心のほつれをスルッとといてくれたかのような。 ありがとう。
|