Dance日記帳
モクジキノウヨクジツ


2005年12月13日(火) 林檎恋歌

月曜、恵比寿へ。
椎名林檎ファンのための集い。

何とも運が良いことに、生まれて初めて二桁という驚愕な整理番号を戴き、最前列にて林檎さんを堪能させてもらった。
其れはもう、何と言葉にしたら良いのやら、解らぬほどに歓喜するばかり。
直ぐ目の前に、あの、崇拝する椎名林檎さんがいる訳で、マイクを通さなくても声が聞こえる場所に居りながらも実存していないかのようだった。

目映いばかりに美しく、可憐。大袈裟とは思いながらも、彼女のような素晴しいアーティストが存在してくれること自体に感謝するばかりだ。
彼女から貰う多大な影響は、私の人生観さえも左右するほど。

ステージ上での彼女のムーウ゛メントひとつひとつ、しっかりと心に焼きつける。

ファンの集いということもあって、ライブの内容は本当にレアなものだった。カップリング曲が中心で、アレンジが素晴しい。それこそアダルトなジャズやシャンソンのスタイルだ。
目を瞑って聞き惚れてしまいそうなところを必死に目を見開き、ついでに口まで開け放し、瞬きさえもするものかと。

そもそも入場券に名前まで印刷され、IDカードにて本人確認して入場するという、まさに「本当のファンのみ」が招待されたライブ。
誰もがひとり参加。しかし、共通のものを好いているわけだから、互いに解りあえるところがある。不思議な空気感のあるスペースになっていた。

最前列は予想どおり、もみくちゃにされ、圧縮され、息も絶え絶え。しかし、目の当たりに林檎さんを見られるのだから、オールスタンディングのきつさも我慢だ。
気絶しそうなほどの腰痛にも耐えられたのは、只管に、彼女が魅力的だったから。

いつもながら、派手な演出も、ライティング(照明)もバックダンサーも衣装もなく、まさに「楽曲」のみの勝負。
そんな潔さも素敵だ。
そして、そんなシンプルなライブスタイルをうてるのは、それだけの実力があるから。派手なものを排除しても、十分すぎるほどにひとを惹き付ける何かがあるのだ。
おかげで、ライブを見る毎に、益々、溺れるばかり。何処まで浸れば良いのだろうか。底知れぬ。

ライブのあと、仲間であるMieさん、ユリアさんと語り合う。何処か如何に魅力だったか。其の語らいが更にライブの愉しみを深くする。同じものを愛でる仲間がいるというのは仕合わせなことだ。

しかし、、、ここだけの話、林檎嬢のファンは、誰もが可愛く綺麗でお洒落。会場のオーディエンスを見るだけでも十分に愉しいのだ。
然も、気付いたことに、黒髪ばかり。どの子も独特の美しさで「自分をよく知っているんだ」と感心するばかり。
魅力というものは、自ら磨いていくものなのだと、今更ながら学んだような気がする。


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