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ずっと一緒にいられるなんて誤解してた。だってあなたは始めてのボーイフレンドで。いいえ甘えていた事に今更気がつく。 恐ろしいとか・・・そのときが来るまで、思いもしない。 周りの声も、雑踏も、あなたの声ほどには響かなかった。 だから もう言わないで。もう言わないで。聞きたくないと願う事は許されないのでしょう?許される事は無いと知ってるなら、許しを乞う事も出来ないでしょう。 青白く這い回るような血管と、体中に広がるアルコールの寒気。 じわじわと広がっていく侵食のような倦怠。 目を閉じると点滅を繰りかえす あなたの 覚えてるだけの仕草。 きっともう、立つこともできない。 優しく触れるたびに砕きたくなる生き物の肩甲骨。 一瞬の消滅がいちばんいいよ。凝らないで、しつこくしないで、構わないで。 さよならしたら・・・もう思い出しもしないで。 お互いの分かち合うものが喜びの涙ならよかったのに。 顔が真っ赤になるのを感じる動悸もよろこばしいもの。 嘘だって罪悪にはならない。 雨に降る海を知ってる? 皆同じで 全く違う 心変わりも 存在否定も すべては飲み込まれてわからなくなる。 あなたに降る雨はきっと幸せ。あなたに触れて終れるのだから。 甘い雨。二人の間に降る雨。私たちの間で昇華する。 土の匂いアスファルトのにおいが立ち上る。 街路樹の緑も 遠くに見える白い壁 あなたの着た蒼いシャツ 皆ぬれて 洗われて 灰色の私をピンクに染める ビニールの傘から見る 水滴越しの空と太陽 二人で味わう甘い雨。 唇から零れるひかり 瞳から零れるひかり 二人包まれるひかり 誰もお前を必要としちゃいないさ。何か上げれるものがあるとでも言うのか。 あげるものが無きゃ、だれも捕食者にもなっちゃくれない。 綺麗なものを!あげたいものは綺麗じゃなきゃ受け取ってくれなさ。 捨てるだけなら、汚すだけなら、死んだほうがましだろう!! 死ぬ事も乞われないのが本当だ。 だったら何をすればいいかなんて、わかってるはず。 それでも、できることしたい事、独り善がりでも、誰もが求めなくとも! 自分が嫌になる事なんて今だけじゃない。これからもいつもの事だ。 何を特別嘆く事があるだろう。 誰かを愛したら本当は孤独である事に気がつくだけ。 そのままでいいと初めて認めることができるだろう。 平衡感覚よりもほしい物は覆い尽くす包容力。 無限の箱庭を作ってわらっていたら、それは狂気だろう。 いつも、同じ話をくりかえすの。あなたに指摘される度に苦しくて仕方が無い。
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