善意と偽善のはざま

いつも上手く言葉にならないことがある。

善意ってどこまでなら善意なのかな?
良い事ってのは何が良い事?

こんな事を思ったのはB-Tオフィシャルサイトの
マネ日記を読んだから。

TVでもドキュメンタリーとか多いけど、よくあるパターンが
障害とか困難を克服した人の"感動的な"半生、みたいなやつ。
こういうのを見ると、いつも複雑な気持ちになる。
凄いけど、偉いと思うけど…
こういう番組を見て生まれる感情って、そんなに素敵なのかな?

例えば、JOEの不屈の精神には頭が下がる。凄い、と思う。
でも、JOEが本当に凄いのはあのドラムなのであって
ヘルニア克服したからじゃないんだよ。
それからhideちゃんの時は
チャリティーイベントやったから、骨髄バンクに登録したから、
だからイイ人?偉い人?
何それ。

うまく説明できないんだけど…
私はあんまり好きになれない。
こういう軽率な感動が偽善に繋がると思ってるから。


ちょっと主旨がズレるかもしれないけど、
ずーっと引っ掛かってる知人の言葉がある。
マシンガンズが以前AAAのイベントに出た時、
その人やたら喜んでた。

「だって(チャリティー活動とか)何もしないより、した方がいいでしょ?」

本当に?
偽善でも??
(注 : マシンガンズが偽善的だったわけではないです。誤解のないように!)

幸せってのは他人の不幸の上に成り立ってるのかもしれない。
けど、他人の不幸で自分の幸せを確認するようなことが
当たり前ではマズいんじゃないの?

私は偽善なら、何もしない方がマシだと思ったんだけど…。
間違ってるかな?
2002年04月25日(木)

やす吉の日記 / やす吉

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