みのりくらいの小さい子供は、自分の思い通りにことが運ばなかったりするとキーキー言ったり、相手をたたいたりすることはよくあるみたい。
まだ自分の思いのたけを言葉ではうまく表現できないために、こういう形で発散するらしい。
成長していく過程でだんだんと自分を抑えて我慢することや、自分よりも小さい弱いものに譲ってあげたりするココロをもっていくのだと思う。
でも、最近はココロの成長がうまくいかなかった人が多いみたい。
そうすると年齢的には十分オトナのはずなのにちょっとでも自分の思うようにいかなかったり挫折したりすると人にあたり・・・相手を殴り・・・そして子供の頃から家の中ばかりで人と接する機会がなかったものだから、加減を知らずに、果ては殺してしまう・・・。
やはり、人間は群れをなしてしか生きていけない動物だから、人との付き合い方が一番大事だと思う。
子供がまだ小さいうちはご飯を作ってあげたり身の回りの世話はしてあげる。
だけど、いつかは独り立ちして自分の足で進まなくてはいけないのだから、「こうしなさい。」「ああしなさい。」という育て方はしたくない。
親は先に死ぬもの。
敷かれたレールの上しか歩いたことがないのではいつか路頭に迷う。
「子供のためを思って」何でもしてやるのは実は「親の自己満足」でしかないと思う。 自分がいなくなったときに子供が困ることを考えていないから。 子供のためを思うなら自立できるようにしてあげるのが本当だと思うし、それが動物として自然な形だと思うから。 「自分の子供」であっても、「自分の所有物ではない」ということを忘れてはいけない。 自分のお腹からでてきてはいても、ひとつの人格を持った個だから。
他人に決められて失敗してもそれは他人のせいでしかない。 でも自分で決めたことには自分で責任を持つ。 逃げ道はない。
だから、みのりにはサジェスチョンはするけど、最終的には自分で決められるようにしてあげたい。
家庭は社会生活の原点だと思うから、きょうだいは必ずつくってあげたい。 親以外の人とのコミュニケーションの第一歩だから。
みのりはまだ「たたく」ことを知らない。 でも、これから幼稚園に行くとたたかれてくることもあるかもしれない。
だけど、どんなことがあってもそれだけはしてはいけないと、教えていかなくちゃいけないと思う。
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