また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)
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2003年07月21日(月) |
うぎゃー、気が狂う!!! 「これもひとえに暑さの、容赦なく照りつける太陽のせいだ、、、」 |
今日は学校をお休み。もう「勉強」したくなくて、身体が拒絶反応。登校拒否モードに近い。中学高校と優等生だった人が、いい会社に勤めたのに、40代でいきなり出社拒否とかあるらしいが、俺は、そうしなくていいように、今、学校を休んでいるのだろうか??
あー、さてさて、本当に勉強できなくなっている。中学高校の時はこういうことなかったんだけどなー。ま、大学受験になってから、特に高三の時から出来なくなったなー。型通りの勉強は。そう考えるとよく勉強したよなー。勉強してよかったと思うことはあんまりないんだよなー。そりゃそうか、それに気付いてからも勉強し続けようとするのは、そりゃ当然「苦痛」になるわな。
はーあ。はっきり言って狂いそう。頭がおかしくなりそう。ただでさえこの暑さ、おんぼろクーラーは効かないし、台湾の食べ物にも、もー飽きたし、北京語も台湾語も、英語もフランス語もほんにゃら語もぽれぱら語も、何もしゃべりたくないし、聞きたくもない。どんなばかな話でも良いから日本語を聞かせてくれ。って、ま、こんなこと言ってはいるけど、ホントにくだらない話聞いたら、殴ってしまうかもしれないな、、、。
「壊れないように」するにはどうしたら良いのかな???
「ほら、休みなさい!」
いつもは洗濯したり、部屋をお掃除したりで気分転換になるのだけど、「洗濯なんてやってられるかー」って気分になってて、うぎゃうぎゃー。
まてよー、子供の時よくこんな気分になってたなー。ものを投げたり、妹をいじめたり、、、。すべて俺の「かんしゃく」のせいにされていた。でも考えてみたらものすごいストレスだよなー。子供のせいにするのも勝手な話だよな。子供が自分の責任でストレスを生じさせるか??? 一体何からこんなにストレスを受けていたのやら。今でさえコントロールするのが大変なのに、小学生だったら、こりゃ大変だよなー。しかも親の言う通りに「自分のせい」だとずっと思ってきた俺もよく頑張って生き延びてきたよなー、今まで、、、。
そう考えてみると、小学生でも、ちょっと筋書きが狂って、小さい子を殺しちゃいました。とか、ありそうだもんな。「加害者の親は当然謝るべきだ」とか「レイプは元気があっていい」とか、思いついたことをぺらぺら言っている閣僚が日本にはいるそうだが、こういう人は必然的に加害者になってしまう側の過程を全く無視しているので、気がついたら「おかしなやつら」から「殺してもいい」ターゲットになっていたりして、びっくりすることがあるかもしれない。「お気をつけアレー」と言いたくなる。どんなに善良であっても(こいつは、どう見てもぽんぽこオヤジっぽいが)、自分が加害者になりうることをお忘れなく。うひひひ。
およよ、、、、失敬失敬。
これもひとえに暑さのせいです。アルベール・カミュの「異邦人」の主人公は「暑さ」のせいで殺人をしてしまう。この小説の主人公はマルセーユに住んでいるのだが、台湾と「暑さ」を比べたら、すごく乾燥していてしのぎやすい。文化的な質の違いを鑑みると、フランスの方が殺人をしたあとも「冷静」でいられる気がする(それはそれでしんどそう、、、)。台湾は最後まで何をしているのかわからない感じになりそう。「これもみんな、この湿度が、すべてこの蒸し暑さが原因だ!!」なんて冷静な言葉は出て来る余裕はなさそうだ。 カミュのこの作品を「理不尽」と言う人がいるが、果たしてそうだろうか??? 理不尽なのはこんなに暑いのに、狂ったように仕事をしたり、勉強したりすることで、そんなことを無理やりやっているさなかに、もし、そういう機会がふっと目の前に沸いてきたとしたら、人の一人や二人殺してしまうのは当然じゃないか!!
もともと、この「暑さ」は、人を狂わせるのではなく、人を「理性」という牢獄から解放するものであるのかもしれない。
はっはっは。
と言うことで、明日も休暇を取ることにする。
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