また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)
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今週は、なんかめちゃくちゃ忙しい、っていうか、パニクってる。 イギリスっていう国は、「パニクり文化」があるって気がする。 ま、それについてはまた今度書くとして、 今日は授業が終わったあと、図書館で勉強して、 その後夕方に気分転換を兼ねて泳ぎに行った。
ふつうに泳ぐこと20分ぐらい。 なんか様子が変だ。みんなプールから出ている。 しかも変な音が「ぴーっ」と鳴っている。 『ファイヤー・アラーム(火災報知器)』かなーと思う。
この国、火災報知器の誤作動が多い。
ふつうは、火災警報が出ても、30秒ぐらいで止んでしまう。 だから、みんなのろのろと、警報が解除になるのを待ちながら避難する。 でも、今日は消えなかった。
銀色のシートのようなものを渡され、身体に巻く。 一応防寒対策だろう。 気がつけば6、7人が急いで着替えをしている。 どうせ火事はないし、巻き込まれても風邪を引いたり、 時間をロスするだけ、と言うことが分かっているかのような迅速な行動。 イギリス人なら、かくありたい。
外に出された。 俺達が外に出るときは、すでに消防士が到着し、出火箇所を調べている。 外には消防車が回転燈をまわして停まっている。
向かいの建物(なんの建物なのか不明)の中に導き入れられる。 無為に30分経過。
そこで知りあったイギリス人、彼女が日本人だという。 こんな状況だったら、日本ではお茶の一杯も出て来るよと言うと、
「そりゃいいねぇ。日本茶でも紅茶でもどっちでもいいや。」
ごもっとも。
やっと消防車が消えた。 外を見ると、その建物(ULU=ロンドン大学生協)の前に行列が!! この建物は、ジム、プールをはじめ、学生パブや旅行会社、文房具屋、 などいろいろ入っている。 一度外に出された人々が、もう一度整列させられているのだろうか? それとも何かのイベントがあるのか?
とにかく、はだしに競泳パンツ1枚。ぎんぎらのシートをまとい 颯爽と駆け抜ける我々を、多くのギャラリーが待ち受けているかのよう。
不測の事態も日常的に起こる。 やっぱり変な国、ペースを狂わす国。 とっても、ロンドン的な一日だったなぁ。
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