また帰って来たロンドン日記
(めいぐわんしー台湾日記)

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2003年11月15日(土) 新しい世界

金曜日のお昼に、予約通りじゅうたんが配達されてきた。
期せずして計画が予定通りに運ぶ予感。
しかも、もうひとついいニュース。銀行ネタ。(笑
三週間経っても口座開設時の入金を処理せず、俺の支払った小切手が不渡りになり、
その上、30ポンドの手数料を課すと電話してきた銀行(RBS)から
スイッチカード付き(イギリスでもっとも使えるデビットカード)のキャッシュカードが送られてきた。
何事も期待しないときには喜びが大きいものだ。特にこの国は。

ということで、今週末は日曜大工(DIY)な気分。
けっこう張りきってやった。

金曜日の夜は、部屋の中のものをすべて廊下とリビングに出して、
前の住人が張ったコルクボードを剥がす。しゃもじを使ってめりめり剥がす。
その後は、アンダーレイと呼ばれるじゅうたんの下に敷く「ふわふわするゴム」を敷く。
ここで「部屋の隅につける留め具」を
(これがないと、じゅうたんを敷いた後に家具を引きずったりすると、じゅうたんがずれてしまう)
お金をけちって買わなかったために、アンダーレイの部屋の隅の部分に
のり付けをして床に固定させなければいけない。
家にボンドがあると思っていたら、少ししか残ってない。
寝ている間に乾かして土曜の朝すぐにじゅうたんを敷こうと目論んでいたのに、これでは仕様がない。
土曜の朝に早起きしてカムデンに買いに行くことにする。

で、今朝は早起きしてカムデンのペンキ屋「FADS」に。
ついでにいろんなお店に寄る。
カムデンのお店はなぜか親切な人が多い。愛想がいい。なんでだろう。
気分がいい。今度から買い物は、やっぱりカムデンで済まそう。

家に帰りつくと、住宅の門の前でおじいさんが立ち尽くしている。
鍵を開けてあげる。どうも買い物帰りらしい。

俺「買い物に行ったんですか?」
爺「Gibbersに行ってきた。あそこは果物も野菜もすごく質がいい」

俺が自転車を2階まであげると(うちの家は3階)、彼は階段の下で突っ立っている。

俺「手伝いましょうかぁ?」
爺「そうしてくれるとうれしいな、、。」

この荷物、俺が持ってもかなり重い。中には変圧器が入っているのか??
おじいさん、たいそうご満悦でマンゴーを2個くれた。
一個はフラットメイトにあげよう。

部屋に戻ると、さあ、のり付けだ。少し乾かして、ぼちぼち荷物搬入。
まず、ベッドを運び込む。ここで計画変更。
最初は軟らかすぎて寝返りがうてないマットレスを捨てて、
昨日まで床に敷かれていたコルクボードを再利用して、おんぼろベッド台の上に敷き、
その上に布団を敷いて寝ることにするつもりだった。
しかし、このおんぼろベニヤ・ベッド台、どうしようもなくボロい。子供の工作でももっといいものがつくれる、、、。

一瞬のひらめきで、マットレス共々この台も捨ててしまうことに。
もともと以前イギリスに住んでいたときも、床に布団を敷いて寝ていたし、台湾でもそうだった。
もともとベッド自体あまり好きでない性分だ。

ベッドがなくなると狭い部屋もけっこうひろく落ち着いて感じられる。
じゅうたんの色はクリーム色、部屋のあかりの色が心地よく反射して明るい。
アンダーレイを敷いたせいか保温も良くなったようで、なんとも別天地。新世界!!
気分は極楽。ほとんど温泉状態だ。

ちょっと手伝ってもらったり、リビングを荷物で占領したりと、
フラットメイトにいろいろ迷惑をかけた一大日曜大工。
さすがに疲れてばたんきゅう。今夜は風呂に入って寝ます。






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倉田三平 |MAILHomePage

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