くちびるだけが、あかく、うれている。 |
嫌やなぁ、嫌やなぁ、と思ってる内に、 事態は本当に最悪の局面を迎える。
なぁ、笑ってるからって。 泣いてないとでも思うの。 なんでもないフリしたからって、 なんでもないと思うの。
違うのにね。充分傷んでるのにね。
でも私は傷ついてるんよって言うのも違う気がする。 そりゃー傷ついてるけどさ。 あなたたちに負けず劣らず傷ついてるけどさ。
私がそれを言ったらお仕舞いじゃないの、とか思っている。 私が泣いたらお仕舞いなんじゃないの、と。
感情なんて抑えるしかないやん。
私の前に泣いて怒って感情剥き出しの人がおるんやもん。 ねぇ。それは卑怯なことなんかな。
もうぐちゃぐちゃしてて、わからん。
みんな言いたいことばっかり言って。 なにその頑固さ。ほんまわからん。
ただの愚痴やんなぁ。 私は大概恰好悪いね。本当に。
言えたらいいんやろうな。 でも言われへんのやろう。
限界の限界まで言われへんのやろうな。 それでその限界が来る前に、 他の人が他のことを言ってしまう。
泣きたい。
私はあの人に頼りたいんかなぁ。 もう顔思い出してばっかりやもん。
私には、なにができるんでしょうか。
そういうことを、ずっと考えている。 答えが一向に出なくて困る。
ほんま、もっと素直な人間やったらよかった。
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2006年03月07日(火)
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