カンラン
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雨です。
幼少の頃よりどちらかというと,おうちの中派だった私は, 特に常々,アオゾラ・ライフを満喫しているわけではないんですが, なんだかこう,重たいですね。 体も,足取りも,あたりの雰囲気も,道に落ちた葉っぱも。
今よりもっと小さかった頃のはなし。 学校帰り,雨上がりの通学路を 傘をずりずり引きずって家までえんえん歩いていたのを思い出します。 私の家,校区のはずれなので距離が長いんです。 今でも通勤途中の電車の窓から目で通学路を追ってみて,長いなぁと思う。 もちろん,現在の小学生がランドセル背負って頑張って歩いてる姿も見えます。 あの頃,全部で一体何歩歩けば家にたどり着くかという 気の遠くなるような調査を気まぐれに始めては 気まぐれに止めたりしてました。
ぴーぴー豆,つくし,しろつめくさ,ぜんまい,いちぢく,
いつもこわいおばちゃん,理髪店から流れ出る独特のにおい,
迷路のように建ち並ぶ同じ大きさ・かたちの住宅,
クラスの男の子が住むマンションの入り口・・・
通学距離が長い分だけ,誘惑が多いのです。
ちょっと余所見をしたとたん, 「あれっ?」って。 子供の歩幅って,きっと小さいですよね。 みるみる増えてく数字が手におえなくなり, 何歩まで数えたかわからなくなってしまう。 で,明日また数えなおそう,と。
結局私は最後まできちんと数えることができたんでしょうか?
脱線。 傘のはなしですが, そんなこんなで,私の傘には必ず, 先っぽに穴が開いてました。 だから傘を持った小学生ぐらいの子を見かけると, 「あ,あの子の傘の先っぽにも穴,開いてんのかな。」と気になってしまう次第です。 ほんとに聞いてみたら きっと変な人だと警戒させてしまいそうなので聞きませんけど。 あれ,いつ頃からなんですかね。 オトナな傘の取扱いを始めるのって。 ちなみに今私が使ってる傘には,穴開いてません。 もしかしたら,小さな子でも, すっごくお気に入りの傘を持ってる子なら,たいせつに使ってるのかも知れません。
サテ,今マデ何本ノ傘ニ入ッタカナ?
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