カンラン 覧|←過|未→ |
突如ものすごいざざ降り あらあらあらぁぁぁっと思ってる間に ピカッッッ!! 少し遅れて ごろごろごろごぉぉぉっという轟き。 確か今日は晴れマークだったはずなのに。 雷雨のあとはしばし強めのお天気雨。 そして何事もなかったかのように白々しくピーカン。 気分屋だな。 なんかやなことあったか? 帰宅後、 「雨ひどかったねぇ。大丈夫だった?」と聞けば、 うちの母は天気がくずれたことを知らないと言う。 わしの職場は完全に別世界なのね・・・。 あらためてさびし。 甲子園だって大荒れで試合中断してたじゃないか。 それにしても帰りの車内は心地よかった。 二人掛けの座席に行儀悪く浅ぁく低ぅく腰掛けて 見上げるようにして眺める窓の外。 青い空に張り付いている 模様とも言えないような不思議な無数の雲。 私のからだを乗っけた列車がぐわんとカーブを描くと 空は丸さを露わにした。
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