カンラン 覧|←過|未→ |
世の中、単純になったり少なくなったりすることはなく、 出来事は日々何やかにやと起こってはいるのですが、 どうも月日の流れゆく速さは増しているように感じられます。 そして、また新しい一年の始まり。 今年はどんなことが起こるんでせうかね。 今更後ろを向くようですが、去年はなにやらてんこ盛りでした。 手っ取り早く一言で言うなら「ザ・はじめてのことだらけ」といったところ。 はじめての仕事。(←これは常。) はじめての遠距離通勤。 物心ついてはじめての別れ。 はじめてよそさまの家族にもぐりこませてもらったり。 はじめて赤ちゃんだっこして。 ティッシュ箱に遭遇したおちび状態で、引っ張り出すときりがない。 今年はどんな年になるでしょね。 相変わらず、どんな年にしたい、ってのはないです。 長い長い一本の帯として鑑賞するならば、 生きている以上、変化って切っても切れないものだとは思うのですが、 変化に富んでる日々よりも穏やかなものを愛していきたい。 何の変哲のない一日、 見上げた空がじわりじわりと色を変えていくように。 動かない山がそのひとつひとつの木々を生長させて 衣替えしたりほんの少し大きく見えたりするように。 そして今は、手が真っ赤になるほど擦って擦って 消してしまいたい忌々しいほどのシミ。 そんな風にしか思えない自分の嫌いな部分を 少しでも自分なりに愛せる方向に持っていけたらなぁと思います。 これは今年の抱負ってか、永遠のテーマだな。
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