カンラン
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GW最終日、まわりの音をすべて遮断してしまうような雨が降っている。
大学に入りたての頃に、ひどいひどい雨が降った。文字通り、下着までびしょ濡れになるような雨。傘なんて役たたずだった。 やっとの思いで学校に辿り着いたものの、そんな状態では授業を受けてもどうにもこうにも気持ちが悪く、結局、必修の授業だけ受けて家へ帰った。
あの頃のことを思い出すと、何とも言えない気持ちになる。 私は、ちゃんと丁寧に生きてい(き)たのかな。 時間を弄んでいたような気がして、(私が苦手とする)熱い類の映画やテレビ番組、小説に出会うと、ふと自分がかわいそうに思える瞬間が生まれるようになった。ぽこっと填まる、エアポケットのように。
ずっと体育会系の部活ひとすじだった人と結婚した。意図的にそういう人を探したわけではないが、本能が私に足りないものを埋めさせた結果なのかも知れないと妙ちきりんに納得してみたり。 「(部活以外は)何もしてこなかった」などと飄々と言ってのけるあたりが、私との接点と言えば接点か。 部活などしたこともない私からすれば、すごいことだと思うけど。
すべてを否定するかのような雨が降っている。
◇ 日記再開。 旧日記『es*journal』は、過去ログとしてそのまま残しておくことに。時間を見つけて読み返してみようかと。
パソコンが手元になかった期間につけていた携帯日記『今日もまた寄り道のひとつ』もひっそりと保存。 こちらは妊娠中に綴っていたもので、何かと思い出深い日記。
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