カンラン
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2007年08月13日(月) みもの

溶ける。
こう毎日毎日暑くっちゃ、溶けるぞ、ワシ。溶けてもいいですか?





福島(だったかな?そのあたり)の高校生製作のビデオ作品を見た。
そこでは老いも若きも女の人は自分のことを「オレ」というんだとか。だけど、のちのちに県外に出た場合(その前段階での面接だとか)にマイナス要因になるとの理由で、学校の先生から「オレ」禁止令を出されてしまい、それについて学内の生徒、先生、両親、祖父母に始まり、いろんな人に意見を聞いてまわる女子高生の話。

実際、いわゆる標準語の「オレ」とは違うみたいだし、おばあちゃんの時代からすっかり浸透してるみたいだし、「オレ」は「オレ」でいいと思うけどなあ。
ただ、本当に根っから「オレ」みたいなので、たしかに県外での面接とかきちんとしたシチュエーションでは「私」に切り替えられるように練習しとくべきかと。

ところで、この作品のタイトルは「オレオレ詐欺」。
「‘オレ’を使えるのは、本当の自分をさらけ出せる相手の前だね」という結論にたどりついた女子高生が、最近「オレ」から「私」に切り替えた友人の元へ。

女「なんで突然変えたの?」
友「えー。なんだっていいじゃん」
女「彼氏ができたからでしょ?」
友「(照れる)」
女「それって、彼氏に本当の自分をさらけ出せてないってことでしょ?それはオレオレ詐欺だよ!」

というオチつき。
すごいおもしろくて、見入ってしまった。方言はあたたかく、女子高生はパワフル。
高校時代を適当にやりすごしてしまった私には、まぶしい、まぶしい。

「もう一度あのころに戻れたら」という大人の常套句が微量に実感できるのって、ちょっとさびしいなあ。実際、戻りたくはないけど(やはり、めんどくさい)。





つちのこセレクションDVD鑑賞作品、追加。

「プラダを着た悪魔」 ★★★★☆  おもしろい。おおよその筋は観る前から見当がつくけど。
「硫黄島からの手紙」 ★★☆☆☆  思った以上にあっさり。
「四日間の奇蹟」 ★☆☆☆☆  ひびかず。
「フラガール」 ★★★☆☆  思った以上にしずちゃんはでかい。いい音楽。





明日、誕生日。(あ、もうすぐ)
またひとつ年をとりますですよ。


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