カンラン
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溶ける。 こう毎日毎日暑くっちゃ、溶けるぞ、ワシ。溶けてもいいですか?
福島(だったかな?そのあたり)の高校生製作のビデオ作品を見た。 そこでは老いも若きも女の人は自分のことを「オレ」というんだとか。だけど、のちのちに県外に出た場合(その前段階での面接だとか)にマイナス要因になるとの理由で、学校の先生から「オレ」禁止令を出されてしまい、それについて学内の生徒、先生、両親、祖父母に始まり、いろんな人に意見を聞いてまわる女子高生の話。
実際、いわゆる標準語の「オレ」とは違うみたいだし、おばあちゃんの時代からすっかり浸透してるみたいだし、「オレ」は「オレ」でいいと思うけどなあ。 ただ、本当に根っから「オレ」みたいなので、たしかに県外での面接とかきちんとしたシチュエーションでは「私」に切り替えられるように練習しとくべきかと。
ところで、この作品のタイトルは「オレオレ詐欺」。 「‘オレ’を使えるのは、本当の自分をさらけ出せる相手の前だね」という結論にたどりついた女子高生が、最近「オレ」から「私」に切り替えた友人の元へ。
女「なんで突然変えたの?」 友「えー。なんだっていいじゃん」 女「彼氏ができたからでしょ?」 友「(照れる)」 女「それって、彼氏に本当の自分をさらけ出せてないってことでしょ?それはオレオレ詐欺だよ!」
というオチつき。 すごいおもしろくて、見入ってしまった。方言はあたたかく、女子高生はパワフル。 高校時代を適当にやりすごしてしまった私には、まぶしい、まぶしい。
「もう一度あのころに戻れたら」という大人の常套句が微量に実感できるのって、ちょっとさびしいなあ。実際、戻りたくはないけど(やはり、めんどくさい)。
つちのこセレクションDVD鑑賞作品、追加。
「プラダを着た悪魔」 ★★★★☆ おもしろい。おおよその筋は観る前から見当がつくけど。 「硫黄島からの手紙」 ★★☆☆☆ 思った以上にあっさり。 「四日間の奇蹟」 ★☆☆☆☆ ひびかず。 「フラガール」 ★★★☆☆ 思った以上にしずちゃんはでかい。いい音楽。
明日、誕生日。(あ、もうすぐ) またひとつ年をとりますですよ。
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