カンラン
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先日、豊平でお義父さんお義母さんにどぶろくを買ってもらった。 つちのこ氏がまったくだめだというので、夜な夜な(っていうか夕方、ご飯をつくりながら)私がちびりちびりとやっている。 ひとくちめから「っかぁー!」だよ。 発泡酒とか第二第三のビールばっかり飲んでる人間には刺激的だわさ。 こういうのも、たまにはいい。
キッチンの水道がぐらぐらしている件で、昨日、管理会社に連絡。 今日になっていきなり業者から直接「近くにいるんで行ってもええですか?」と電話が入る。 すんなりいくかと思えば「うちでは無理です」と業者その1が帰って行ったり、次に来た業者その2が忘れ物してもう一回出直して来たり。 紆余曲折あった末、気づいてみればごっそりピッカピカに変わっていた。
しかしながら、修繕前はこの部屋の蛇口(つまりは大家さん所有)にうち所有の食洗機用分岐金具を取り付けた状態だったのが、修繕後にはなんともすっきりとした一体型になってしまっていた。で、うち所有の分岐金具はあわや業者に持って帰られそうになっており、あわててストップをかけた次第。
あんまりにも立派なものが取り付けられ、修繕費なんかも気になってきたので管理会社に電話。 混沌とした頭で事情を説明したところ、かわいらしい声の女性が「いいんですよ、入居されて間もないですし(キラキラー)」とこちらの負担は一切ないと言ってくれるではないか。 信じられず、「い・・・いいんですか?」としつこく繰り返す私に「そちらに支障がないのであれば構いません(キラキラキラー)」「それでわざわざご連絡いただいたんですか?ありがとうございます(キラリン)」とまで言ってくれた。 天女のようだよ、お嬢さん。 ありがたや、ありがたや。
世知辛い世の中、こんなこともあるんだねえと軽い気持ちで土手を散歩。 ぴのきとふたり、トリュフ犬さながらにはいつくばってつくしハンター(ズ)と化す。 必死さが伝わったのか、哀れに見えたのか、行きずりのおばちゃん方からつくし三本をいただく。 それらもあわせてなかなかの収穫なり。 先日は卵とじにしたので、今晩はバター炒めだ。
今回の水道にせよ、何かありがたいことが起こると、それはつちのこ氏の日ごろのおこないのよさのおかげに違いないと思うのだよ。 一緒にいる時間が長くなるほどに確信になってきてる。 こんなに怠惰で自己中心的な私にもおすそわけがくるほどにこの人は清らかなのだ。
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