カンラン
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2011年11月01日(火) 自分に恐怖する

夜、燃えカスになってしまいそうなほど激しい焼きもちをやく夢を見る。自分の抱く抑えきれない感情があまりにおそろしく、文字通りの悪夢。
最近は夢を見るにあたって、途中でふと、これは夢だから大丈夫、と思う瞬間が訪れるようになった。何十年か生きてきた知恵か、救いか、はたまたあきらめか。
今回も呪文のように、これは夢これは夢・・・と歯を食いしばり続けた。で、おそらく現実には歯ぎしりしていたのではないかと。危険な目にあったり、何か凶悪なものに追われたりするのも苦しいけど、自分の感情という見えないものも相当こわい。こういうものがきっかけになって身を滅ぼすことだって当然ありうる、と思う。そんな時は、小池さん(お坊さん)の本が頭をよぎる。



実家より小包が届く。ぴのきの洋服だ。母は週に一度、百貨店内にある手芸店で編み物の教室に参加していて、駐車料金の割引サービスを受けるためにちょこっとこどものものを買ってくれることがある。同じ市内で暮らしていた頃はお声が掛かれば喜んでひとつずつ受け取りに行っていたが、これからはそうもいかず、ズボンとトレーナー、2回分をまとめて送ってくれた次第。ありがたく頂戴し、ぴのきとお礼の電話をする。

風邪声で母は、日取りがうまくいけば、冬休みにこちらの住まいをのぞきがてら、父と二人で私とぴのきを迎えに来てくれるという。未知の土地、徳島市を見てみたいらしい。
眉山からのきれいな景色をみせてあげたい。でも多分、不安をもらすだろうなと思う。海抜ほぼゼロ。そして異様に高い川面。以前住んでいた広島市内のアパートにだって、川が近すぎるとか、1階だから心配だとか、なんだかんだと言っていたぐらいだから。ザ・親心。


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