カンラン
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2012年01月31日(火) 化粧

ドラッグストアの化粧品コーナーを徘徊していたところを、美容部員のお姉さんに声をかけられる。
自慢ではないが、私は決して化粧品にお金をかけるタイプではないし、それは風貌にもあらわれているはず。道端で行われるティッシュやサンプル品の配布ですらスルーされる。おそらく何らかのマイナスオーラ(×イオン)が発生しているのではなかろうか。
そんな自分に声がかかったとは夢にも思わず、しばし沈黙ののち(本当に自分にかけられたことばなのか確認も兼ね)、かたまる。
で、自前のかんたん極まりない化粧を落とされ、化粧水から丁寧にあれこれしていただいたわけだが、どうやらお姉さんも化粧部員歴があまり長くないようで(しかしさすがにメイクはばっちり。多分)、淡々と時が流れゆく。私もめったに他人に触られることのない顔を撫でられ、ついつい眠気がさしたり。が、横でさりげなくベテラン美容部員の方がこちらをちらちら見ていることにも気づいてしまったりもした。あきらかに人選ミスでしょー、という声がきこえてきそうで、私も変に気を使って商品に関する質問をするが、やはりなんだか的外れではある。
あれこれ塗りたくるのも性に合わないし、ひとつひとつが結構な値段がするので、結局、買わず。決して、お姉さんが悪いのではない。あとでベテランさんから何か言われているかと思うと申し訳ない気持ちになるなあ。
収穫は、自分の肌が黄みと赤みのバランスがよいこと、でも首はちょっと日焼けしているので暗め、であるのを教えてもらったこと。自分を形成するものを、〜である、と言葉にされるのは新鮮だと思う。普段は、これはこれでこんな感じなんだから、という感覚の範囲内にいるので。


帰りにずっと気になっているアジア雑貨店の前を通りかかるも、気力不足につき、入店には至らず。
妙な雰囲気の看板と、昭和の時代の民家のような商店のような(側面トタン)店構えに、なかなか気持ちがかたまらない。


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