カンラン
覧|←過|未→ |
朝も早うから草を抜く。 恐ろしいほどに晴れていた昨日よりかはだいぶマシな天候ではあった。どこからか、私が雨乞いをしているらしい、とか、またその精度はかなりのものがあるらしい、などという噂が出回っていたようで、「おかげさまで」とか「雨は降らなかったけど、呪いが効いてる感じだわー」とか声をかけられまくった。・・・どうだろう、これは。知らず知らずのうちにかなり胡散臭い人になってしまっているのではないだろうか。
階下に住む福山(広島県東部)出身の人と立ち話をする。
福: 「ねえ、すごい広島弁で喋るよね?」 私: 「あ、私?」 福: 「うん、そうそう(激しく頷く) 。私は福山だからさ、ほとんど岡山な感じ。」 私: 「ふーん。岡山かあ・・・。(しばし考え込む)」 福: 「だって、みゃーみゃー言わんのんじゃろ?」 私: 「・・・みゃーみゃーは・・・言わんね・・・。」 (沈黙するふたり)
そんな感じで、お互いそれぞれノスタルジックになってしまった夕暮れ時。
|