ひつじの日記
霧島羊子



 ■段取り悪すぎな法事■

じいちゃんの33回忌の日がやってまいりました。ちょうど命日が土曜日だったので命日に法事をすることになったのですが、ばあちゃんがだだこねて自宅で法事をする羽目になりまして私どもおおわらわです。
まず、静岡からおじさんたちがくるということになっていたのですが(私にとっては大叔父に当たるのだと思うのだけれども)バスターミナルまでの交通手段しか教えてないのに、何時につくか先方に確認していないと言い出しやがりましてあわてて私が迎えに行って待つこと二十分。
母から電話があってJRの駅からタクシーで来ちゃったとのこと。……交通手段は事前に確認しておけや!あーん!?
だんだんと人が集まり法事をはじめようというところで、ふと気が付いたのですが何故か法事をする予定の部屋にテーブルが出てる。どでかいやつ。よけようもないのにどうするのかと思ったらそのまま始めやがった。(ヲイ!)
香炉をまわすにも一苦労。しかもばあちゃんが寒いからと家を締めっきりにしていたのでお香の煙で前が見えなくなり、親族席に座っていた私たち総出で窓を開けに走りました(汗)
しかもお経を上げてるのが同級生のおとうちゃん
しかも元PTA会長。話が長い。しかも年を取ったらくどくなったらしく同じ話を延々と……(涙)

足の痺れを押して墓参りの準備をして、私がお花やら何やらを持って先にお墓に行って他の人たちにはバスできてもらったのですが、いつになっても施主であるばあちゃんが来ない。
父もおじもばあちゃんは私が乗せてきたものだと思っていたらしく、家にばあちゃん忘れてきちゃった!!(汗)(友達に話したら現代版姥捨て山かよ、と言われた。)
その後、お清めで食べたまつたけか海老かに大当たりしてトイレに直行したり散々な一日でした。しかも、法事の後新宿にお芝居見に行く予定だったので新幹線に乗ろうとホームに出たら……さっき分かれたばかりのおじさんとおばさんたちに遭遇、東京駅まで一緒に行きました。
新宿でZ団の「アンジェラ」を見たのですが、パンフレットが売り切れてしまい大ショック。……じいちゃん、暫く墓参りに行かなかったの恨んでますか(涙)

ちなみに、職場の上司には「墓場に(ばあちゃんを)忘れてこなかっただけいいんじゃない?」と言われました……。それもどうなの?(涙)



2005年11月26日(土)
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