〜未来への遺産〜
by 星の白銀
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2002年08月19日(月) |
全ての事を受け止めて行きたい ずっと二人で |
夜、彼女に電話をした。
本当はかけるつもりはなかった。彼女からかかってくるのを待つつもりだった。
けど、このままだとお互いの溝が広がるのは目に見えていたし、手に負えなくなるくらい溝が深くなる前に話し合う必要があると思ったから。
なんて、そんな理由付けはどうでもいい。 要するに彼女と別れたくなかったし、これからもずっと一緒に居たかったから。
相手の気持ちも考えながら、卑屈にならず、素直に、正直に、自分の気持ちを伝えて落ち着いて話し合った。
そう。今までのおれに足りなかったのはこういう気持ちだ。 相手のことを考えているつもりで考えきれていなかった。
早く答えを出すことがお互いの為になると思っていた。けど、それが逆に彼女を苦しめていた事に気付いてあげれなかった。
反省すべき点はお互いにある。それはこれから少しずつ直していけばいい。 大切なのは同じ過ちを繰り返さないこと。
今、おれ達の前には壁が立ちふさがっているんだと思う。 それは、どんなカップルにでも必ず現れるものなんだろうけど、不幸なことに最初に訪れた壁があまりにも大きすぎたんだ。
でもね、きっと乗り越えていける。
おれが奈穂を必要としていて、奈穂がおれを必要としている限り、おれ達はどこまでだって行ける。行けるはずなんだ。
ゆっくりでいい。一緒に歩いて行こう。全ての事を受け入れながら ずっと二人で。
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