世界の隅っこのほうは深く霧に沈んで、 ゆっくり流れる世界。 いつまでも続く曇り空は水滴を抱えきれず零して、 散らばって、私や猫さんたちは、 空と地面の間を泳ぐ魚になった今日。 それにしてもこんな日は、 きゅーんと切なく甘い匂いがする。 5月になるといつも甘い匂いがする。 その正体を知らないまま、甘い匂いにたゆたって、 今日まで生きてきている。 謎を抱えたまま生きてるよ。
さてさて、どうがんばっても、 一人でどうにかしないといけない時がある。 誰かに手伝ってもらうとしても、 (それはすごくラッキーだし、心強いけど) 結局ことば等々でもって切り出していくときは 自分がしなきゃあならないし…。
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