徒然なるままに…
DiaryINDEXpastwill


2003年02月21日(金) 『リリイ・シュシュのすべて』

これが昨日買ってきたDVDのタイトル。
先週、とあるCDショップで見つけました。
この映画については全然知らなかったけど、パッケージが私好み。
その上30%オフ、という事もあって買おうかどうか迷った。
で、結局その時は買わず。
だって30%オフとは言っても、4千円ちょいするからね。
見かけだけで買うにはちと高い。

家に帰ってどんな映画かざっと調べてみました。
んー、まぁ良い感じかな〜、と思ったので、昨日買ってきました。
売れてるかもしれないな、とドキドキしつつ(^^;
お店に行ってみると運良く売れ残っていました。
なのでいそいそと買って帰ってきた訳です。

私が買ったのは初回限定特別版というやつで、DVD2枚組み。
メイキングとかが入っているのです。
まだ見てないけどね。
昨日は本編だけを見ました。

感想。
映像はとても綺麗です。
でも。
重い。
かなり重い。
一度見ただけでは少し理解し辛いかな。
まだ気持ちが整理できていません。
見終わった後、なんと言うか、、、空虚。
グサーっと突き刺された感じ。
映画の中で何度もピアノが流れるのですが、それがまた
傷を癒しているようでいて、でも、傷をじわじわと広げている
感じもする。

14歳の世界ってこんなのだったっけ?と思いました。
14歳なんてとっくに過ぎている私だから
その頃の気持ちを忘れているだけなのかな?
でも、私の時代の14歳と今の14歳の子では差が大きい。
しかも私は中学校2、3年は行ってないし。
いわゆる登校拒否児、でした。
私には学校に行く事がアホらしく思えて仕方なかった。
勉強だけなら自分でも十分できる。
上辺だけの友達となんて喋りたくもなかった。
学校に行く事と、自分の好きな事をするのを天秤にかけた時
私の中では明らかに、自分の好きな事をする方が重要だった。
学校に行く事で、大切な時間を潰したくなかった。
もちろん学校に全く意味がない、とは言わない。
ただ、色々なモノと比べたとき、それ程重要ではなかった
というだけの事。
今でも行かなくてよかった、って思ってる。
負け惜しみとかじゃなくてね。

学校に行かないという事にはデメリットがあると思う。
でも、私にはメリットの方が多かった。

私にとって14歳という時期は方向転換の時期。
とても重要な時期。
あのまま学校に行っていたら、今の私はない。
登校拒否をしていた事は私にとって恥ずべき事ではない。
それは私の人生の中の一部。
記念すべき出来事。

登校拒否の理由は人によって様々です。
一概にイジメが原因って決めつけないでほしい。
そうじゃない子もいるのだから。


一人一人を見て、って強く思った。


映画の感想とは離れてしまったけど、思い出したので
書いてみました。
自分の思いを吐き出すのは楽な事じゃない。
でも、これを読んだ人が、少しでも登校拒否をしてる子に対しての
偏見をなくしてくれると嬉しい。


DiaryINDEXpastwill
ryo |yaplog!MAIL